第4の男あらわる
皆様はじめまして!OLERA BIZ 第4の男 堀江と申します。
OLERAの方々とは、知り合って実はまだ1年なのですが、実務従事にて濃密な時間を共有し、今は日々情報交換や研鑽を図っている仲間です。
早速ですが、自己紹介をしていきたいと思います。
コロナによる在宅時間が増えたことをきっかけに勉強を始め、本年の2月に試験合格し、登録が9月のぴかぴかの新米です。
診断士としては新米ですが、20年以上企業に所属しており、様々な経験を積ませて頂いております。経験した仕事内容とその時の視点などをご紹介したいと思います。
目次
1.自社企業概要
2.品質保証時代
3.構造設計および開発原価管理時代
4.購買時代
①弊社利益追求時代
②取引先との共存検討時代
5.まとめ
1.自社企業概要
機械の企画・設計・製造・販売会社に分類に属する工業製品メーカーとなります。販売している機械は特殊でして、厳しい規制の中でものづくりをしております。(hint:伊藤さん)
市場規模としては、残念ながら斜陽産業となっており、大きな回復は期待薄ですが、高シェア化・高効率化で生き延びていく戦略をとっています。
2.品質保証時代
工学部系の学校を卒業したためか、志望の部署とは大きく違い品質保証を担う部署に配属されました。
この部署においては、コストを度外視してでも、品質こそが全てであるというスタンスでした。理由は、先ほど記載した厳しい規制が「一度販売した製品を改善・リコール等をする為には、再度認定機関の承認を得られないとできない」為です。
業務内容は①安全性を保つための試験を行うため、②各部品の試験内容を決め③数値に根拠を持った試験基準で決めて④試験機を作成し、試験を実施し⑤試験結果を判断し、合否を出すという流れでした。決まっていることと自分で創造することの両方を求められておりました。
結果、自分の視点も品質>>コストとなりました。
3.構造設計および開発原価管理時代
次に部品の一部を設計と全体のコストを管理する部署へ移動となりました。設計は、不良を避けたいので、安全な設計をするのは勿論なのですが、コストの制約や量産性の検討し、工夫しながら進めてしていくことが重要でした。やらねばならないこととやりたいことの優先順位を決めて、業務を進めていくことを求められました。ここでの視点は品質>コストとなりました。品質保証時代よりは広い視点で見ることが出来てきました。
4.購買時代
組織編制等はあったものの、いよいよ現状所属している購買へ移動となりました。部品の選定・調達を行う部署であり、取引先様と価格交渉など購買条件を決める部署となります。単価等を決めるので、会社の利益に大きく関わる部署です。こちらの部署では視点がコロナ前後で大きく変わったので、①、②に分けたいと思います。
①自社利益追求時代
先ほど記載した外部環境もあり、より安くより利益を積み上げていくよう価格調査を行い、取引先と購買条件を交渉して自社利益を追求していきました。ここで視点は、品質+コスト(自社)を最大化すると変化して参りました。
②取引先との共存検討時代
コロナ禍に入り、自社の受注量および取引先への発注量が減っていきました。当然のことながら、取引先の経営状況も厳しくなり、倒産や事業撤退などで部品を調達がしにくい状況になってしまいました。
この頃になってようやく(皆様にとってはだいぶ遅いですが。。)、企業の活動の意義を大きく考えることが出来るようになって参りました。具体的には自社の1,000万と取引先(中小企業)の1,000万円の違いを大きく感じ、双方にとって良い関係が長く続くよう調達を実施することと致しました。
結果、品質+コスト(自社)+取引先の利益を最大化する考えに到達しました。
5.まとめ
私の場合は、部署の移動や業務を通して、考えや視点が変わっていき、より様々な視点でものごとを見られるようになっていきました。結果、局所的ではなく全体的な最適解を求める行動に移れるようになりました。
様々な視点から見るためには、経験によって行うことも可能かもしれませんが、事前に視点の見方を考えることは可能だと思います。
そこで使うのがロジカルシンキングやクリティカルシンキングなどであり、視点や課題の整理することが一番だと思います。様々なフレームワーク等があるので、今後ご紹介できる機会があればと思います。
さて、今回はここまでとさせて頂きます。次回は笛木さんの投稿になります。ご期待ください!
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