商品企画職に20年従事して、そこそこ企画提案してきた人間がつぶやく「提案力」「提案書」ってそもそも何???
OLERA BIZの伊藤です。
今回の記事も、ゆるふわな感じで進めていきますね♪
さて、7/8(土)に池袋で開催させていただくセミナー
「システム思考&デザイン思考による 企画提案力向上セミナー」
~2つの思考技法を使った企画と提案書で決裁者の心をがっちり掴もう!~
にて用いられている言葉の「そもそも」を定義するシリーズ3回目は
いよいよ「提案力」「提案書」にフォーカスを当てていきます。
後ほど改めてセミナーの告知はさせていただきます。
セミナーに少しでも興味を持っていただけましたら、
ぜひ、ご参加ください!!!!
さて、それでは本編開始です。
読み物として、かる~く読んでいただければ幸いです(ハードル下げ・・・)
「提案力」「提案書」の辞書的な意味を調べてみる
いつも通り、まずは辞書を引いてみるのですが、「提案力」「提案書」そのものに関して、ぱっと見で辞書的意味が見当りませんでした。
なので、「提案する」の辞書的な意味を調べてみます。
ということらしいので、
「提案力」は意見などを提出する力
「提案書」は意見などを提出するために用いる書類
という解釈になりそうです。
なんか、ピンとこないですね・・・
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
ここで、企画の提案ってアプローチで考えてみましょう!
前回のおさらい ~企画ってそもそも何?~
まずは前回、↓の投稿にて「企画」に関してお話させていただきました。
その中で、以下の定義をさせていただきました。
ここで、ビジネスでの企画は、どうしても利益を目的として行うことがほとんどであるため、ちょっとだけ定義をいじってみます。
利益を生む = 価値を作る と広義で解釈して、言語化しました。
そんなに違和感がない気がしますが、いかがでしょうか?
この定義に基づいて、企画の提案と、その「提案力」「提案書」を考えていきます。
企画の「提案力」
ビジネスにおいて、企画提案の目的って何か、少し立ち返ると、
企画の「提案力」に関して見えてきそうです。
ここでは、企画の提案目的を、ずばり
と、定義させてください。
どんなに頑張って企画提案をおこなっても、
「決裁者にYESって言ってもらえない企画はゴミ」
なんていう、企画者に対して優しさの欠片もない論調があるくらいなので、多分、この目的はそんなに間違ってないはずです。
ということは、
なんて定義してみると、大きくずれていない気がしますね!
企画書?提案書??
次に、企画の提案書に関して、簡単にググると、まずたくさん出会うのが、
企画書と提案書の違いに関する記載です。
まず驚くのが、各サイトで様々な定義がなされている点です。
とあるサイトA
企画書:社内向け
提案書:社外向け
とあるサイトB
企画書:社内外への具体的計画
提案書:企画の具体性が異なる
とあるサイトC
企画書:アイディアとプラン
提案書:アイディアを詳細に詰める
とあるサイトD
企画書:アイディアと具体的プラン
提案書:課題整理、大まかな計画
とあるサイトE
企画書:新規アイディアによるプラス
提案書:改善案でのマイナスの是正
などなど、ざっくり切り出しただけでも様々な記載があり、「企画書」と「提案書」に関して、世の中で統一的な定義がないといえます。
これは
・各ドキュメントがJISなどで規格定義されているわけではないこと
・業界、業種、業態、職種、会社、提案者決裁者間の関係性、提案実績、
企画提案内容、企画提案ターム、提案内容の目的 などによる場面の違い
が理由として考えられます。
こんなに違ってていいのでしょうか?
実は、これがいいのです。
企画提案の目的は、決裁者にYESと言わせることであり、企画提案のシチュエーションは様々です。
「提案書」は、企画提案の目的を達成させるために用いるツールであり、
それ以上でも以下でもないです。
したがって、様々なシチュエーション、様々な決裁者に合わせて、
様々な形で存在していることのほうが、企画提案における目的達成のために合理的であるといえてしまうのです。
まとめ
今回のそもそもは、以下のようにまとめて終わりたいと思います。
提案力 = 目的を達成する力 = 決裁者にYESって言わせる力
提案書 = 企画提案の目的達成のために、統一的な定義をもたない
セミナー告知
7月8日(土)
に
池袋 と zoom によるハイブリッドセミナーを行います。
その名も
【最新、最深の思考技法を速習!! MITやスタンフォードでは常識!? 】
「システム思考&デザイン思考による 企画提案力向上セミナー」
~2つの思考技法を使った企画と提案書で決裁者の心をがっちり掴もう!~
となります。
今現在も、メンバーが全力で準備を行っております!
なにとぞお誘いあわせの上、ご参加いただけましたらありがたいです!!