「俺は文法の話は具合悪いよ」という人がいるものだが・・・
不定詞:原因を表す副詞的用法
I am glad to see you. あなたにお会いできて光栄です。
ーーつまり、あなたに会って、それが原因で、私は嬉しくなった。gladになった、という意味の不定詞。
The sun did not hurt his eyes so much to look into the east.
太陽は東の方を見てもさほど彼の目を痛めなかった。
ーーつまり、太陽を見ることが原因で、目が痛くなることはなかった、という意味であるから、原因を表す副詞的用法、となる。
というお話をすると、必ず、「俺は文法の話は具合悪いよ」という人が現れるものだ。
英文法とはパターン認識なのだ。
I am glad to see you. というパターンがある。to seeが曲者だ。このような言い方が他にも多数ある。ここでの The sun did not hurt his eyes so much to look into the east. もそうだ。これをひとまとめにして 原因を表す副詞的用法 と呼んでいる。
文法用語が気に入らなければ、「バトルフォーメーション No1」でも良い。しかし、これでは何が何だか分からなくなるのだろう。
我々の先人が英語を訳するにあたり、いろいろなパターンを集め、このように名前を振ったのである。これが文法用語である。
世の中何でもこのように分類して名前をつけている。
例えば、バレーボールでも「太郎くんがAクイックで飛ぶが、これはおとりで、次郎くんがCクイックで打つから」という攻撃パターンあるとしよう。
これにこのチームは、「バトルフォーメーション No1」と付けたとしよう。そうでなければ、いちいち、「玉が来たら太郎くんがAクイックで飛ぶが、これはおとりで次郎くんがCクイックで打つから」といちいち言わなくなる。これではバレーボールの試合に勝てないだろう。
文法用語もこれと同じことである。
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