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ScratchをWindowsやMacで使える実行ファイルに変換する!【TurboWarp Packager】

ScratchやTurboWarpで作った作品を外部サイトで公開したいと思ったことはありませんか?特にTurboWarp特有の拡張機能を使って作品を作った人はScratch上にプロジェクトを公開できないので外部サイトで公開するしかありません。しかし、そのままScratchの保存形式で配布してもほとんどの人は遊び方が分からず、利便性に欠けます。そこで、TurboWarp Packagerを使ってsb3ファイルをWindowsやMacの実行ファイルに変換することでより遊んでもらいやすく、配布しやすくなります。ぜひ使ってみましょう。

TurboWarp Packagerにアクセスする方法

①TurboWarp Packagerに直にアクセスする

↓以下のURLからTurboWarp Packagerにアクセスすることができます。

②TurboWarpのエディターからアクセスする

作品などを読み込んでいても読み込んでなくても構いませんが、TurboWarpのエディターを開いて、上部にある「ファイル」という項目をクリックしてください。その後、「プロジェクトをパッケージ化する」という項目をクリックしてください。

TurboWarpのウェブ版エディター。

それでは実際にファイルをパッケージ化していきます。

1.プロジェクトの選択

ここから変換したいプロジェクトを読み込みます。ScratchのプロジェクトのIDもしくはURL、コンピューターのファイル、他のURLのいずれかの手法が使えます。URLを書くなりファイルを読み込ませるなりしたら、「プロジェクトを読み込む」ボタンを押してください。

2.ランタイムのオプション

ターボワープでいつも使うような設定と同じようなものをここから設定します。プロジェクトが閉じるようコードを設定したい場合は、あらかじめプロジェクトでプロジェクトを閉じたいタイミングで「すべてを止める」ブロックを入れて、ランタイムのオプションで「プロジェクトを止めたとき、ウィンドウを閉じます」をオンにしてください。

3.プレイヤーのオプション

exe等に変換したときのウィンドウやタブのタイトルなどをここで設定します。「ページの題名」と「ページのアイコン」は要するにアプリ名をアプリアイコンです。「スクリーンをロードする」はロード画面の設定です。「進捗バーを読み込む」は読み込みがどれだけ進んだかを可視化するバーを追加します。

4.入力

プロジェクトのウィンドウ内でカーソルを表示するかを選べます。外部入力機器を使えるようにするのもこの項目です。

5.クラウド変数

クラウド変数を使っているプロジェクトはここはチェックしたほうがいいです。クラウド変数をローカル環境に保存するかサーバーに保存するかを選べます。クラウドのホストをTurboWarpのサーバー以外に変えることができます。

6.高度なオプション

ここはいじらなくて大丈夫です。プロジェクトにカスタム拡張機能を追加している場合は、その拡張機能のjsファイルのURLを「カスタム拡張機能(1行にURLを1つ)」のところに書き込んでください。

7.環境

変換先のファイル形式を指定します。HTML、Windows、Mac、Linuxに対応しています。基本的には上の5つの中から選べばOKです。HTMLファイル単体で遊べるようにしたい場合はプレーンHTML、Game Joltなどでブラウザで遊べるようにする場合はZip、Windowsで遊べるようにしたい場合はElectron Windowsの64bit、Macで遊びたい場合はWKWebVirw macOSを選んでください。

最後に、「パッケージ」を押すと変換が開始されます。このとき、「プレビュー」を押すと変換が止まってしまうので注意してください。ちなみに、「プレビュー」をクリックすると新しいタブが開き、自分の設定がどのように適応されているかを確認することができます。

まとめ

TurboWarp Packagerの記事はあまり見かけなかったので書いてみました。TurboWarp Packagerの必須項目は全て日本語で書かれているので、ひょっとしたらこの解説もいらないかもしれません。


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こいんまにあ
Scratch、Python、Unity、ラズパイなどをいじってます。ソフト系に傾いていってます。 ↓自分のサイト(Googleサイトですみません) https://sites.google.com/view/Oldcoinmania