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EROICA JAPAN 2025への道 ⑥
HG8S化完了と、横浜の激坂での試走記
HGスプロケット及び、8S化に伴い
リムもMAVIC GEL280に交換した、LOOK KG86
![](https://assets.st-note.com/img/1732008461-mZDQofNSCJx2zTtVlRBeA64b.jpg?width=1200)
MAVIC GEL280
![](https://assets.st-note.com/img/1732008536-TQnwhp8x5arJDvzbASyBuKmt.jpg?width=1200)
入手時はリムセメントが塗られていない状態だったので、デッドストックだったのでしょう。
そして先日入手した、MAVICのカタログ、’88~’89年版です。
![](https://assets.st-note.com/img/1732065890-k51fVnqmb7YIuPgUprzRvGCw.jpg?width=1200)
こうなって来ると、基礎資料の入手は不可欠になって来ます。
リムの項を確かめると…
![](https://assets.st-note.com/img/1732066012-TSe3YdjNVG7CEcmHoZARLusU.jpg?width=1200)
ここにGEL280の記述があります。
![](https://assets.st-note.com/img/1732066076-BMs7ytzS065HhXIGQAm8Wa4Y.jpg?width=1200)
G.E.L280をgoogleでフランス語部分を翻訳すると
ダブルアイレット、ステンレススチール製の目に見えるアイレット。表面硬化処理。タイムトライアル、ヒルクライム、トライアスロンに使用される「超軽量」自転車の OEM 使用を目的としたリム。
との事。
また並行して行った、パリ‐ルーベSSCに至っては
![](https://assets.st-note.com/img/1732066189-DHUpd0rIRCjVk6YqiGWKwyxP.jpg?width=1200)
これがリムです!ダブルアイレット、ステンレス製の目に見えるアイレット プロで何千もの勝利を収め、プロパックで最も広く使用されているリムです 厳選された合金で作られ、表面硬化のために非常に機械加工され、厚さ 80ミクロン に(並外れた剛性と信頼性を備えています)限界を知りません。
そして8S化による仕様変更も行いました。
まず当然ですが、スプロケットを7S→8S化です。
同時にUG→HG化となりました。
RハブはFH-7403、今付いているスプロケットは
イタリアのMICHE製で13~28Tです。
![](https://assets.st-note.com/img/1732010365-KqoFQMmblch0XrUaCu6GVzH9.jpg?width=1200)
Rディレーラーは、RD-7402です。
![](https://assets.st-note.com/img/1732010275-eVMIEU2F1jpKYBPZ46bnHJao.jpg?width=1200)
最近プラスチック製のプーリーが摩耗していない、状態の良い物が少なくなった様な気がします。
そして忘れてはいけないのが、Wレバーの交換。
厳密に言えば8S用のSIS内部ユニットが入手出来れば
レバー本体に内蔵された、ユニットのみの交換で良いのですが
流石にユニット単体の部品販売は新品はおろか
中古市場でも絶望的ですので
SL-7402のレバー毎、中古品Assyでの交換です。
![](https://assets.st-note.com/img/1732011460-98nUrjAvZTBOwiSJgyfzKQ4L.jpg?width=1200)
そしてこの布陣で11月13日に
横浜の激坂を試走してみました。
ちなみにインナーローは42T×28Tです。
39Tは入れ替えで整備の為CORSA CORSAさんに入庫した
SILVER VOGUEに付けたままであるのを忘れたので
少々の不安を感じながらでの出発です。
まずは南区と保土ヶ谷区の境に位置する、無名坂。
この通り自体は”遊園地道路”と言う名称で
環状1号線永田交差点から分岐し、横浜市が運営・管理する
”児童遊園地”を過ぎ
国道1号線の箱根駅伝で有名な”権太坂”に接続する通りです。
坂はこの経路の途上にあり、第二次大戦中に戦死した
英連邦諸国の兵士を埋葬している”英連邦墓地”の手前に位置しています。
![](https://assets.st-note.com/img/1732013825-8UWq41OPps0K9RiZc6NJmrhy.jpg?width=1200)
坂下である、永田台交差点から望む風景。
![](https://assets.st-note.com/img/1732013880-bVoNZO8mEJhCI4jsxzXp5rUK.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1732014026-wY7z2TftWCOdbgLVKvRB8hsj.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1732014226-o5bGZQmqrdBIay84Eg7Ctj9x.jpg?width=1200)
私は高校時代、建設途上で日に日に高くなるランドマークタワーの風景を
この近くで眺めながら登校していました。
![](https://assets.st-note.com/img/1732014134-cE1RxLdUCqgi8ZA4pJf9H0mI.jpg?width=1200)
私はここでよく、バイクでステップを擦っていました(笑
続いては、保土ヶ谷区の国道1号線岩崎ガードから
相鉄線星川駅までをショートカットする
無名坂
![](https://assets.st-note.com/img/1732058432-aW9fQlm16oEV7k0RCbMLH8cU.jpg?width=1200)
坂下はボトルネックのガード下で、渋滞が起こりやすいので気を付けて通ります。
この坂を通ると、国道16号鎌倉街道から国道1号への
う回路として結構有名で、早朝はかなりの車が通ります。
ちなみに先日Rossin MISTRAL MTBで試しに登ってみましたが
心が折れてしまい、EROICA JAPAN 2024以来の
押し歩きをする事となり、リベンジ戦となります。
坂の途中で止まるのは交通量の多さで危険なので
坂上に到達してからの撮影です。
![](https://assets.st-note.com/img/1732058831-atbJvzEG6uM7k9nIKyXrh1qN.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1732058903-mod26qSN0ETMbQ7GWphlD4vj.jpg?width=1200)
奥に見える円筒状の建物は、新横浜プリンスホテルですね。
この後一度国道16号に出た後
洪福寺交差点から天王町駅を経由して
ブルーウィートサイクルを横目に保土ヶ谷駅に向かい
次の坂へと向かいます。
次は、また保土ヶ谷区と南区の境の
市道岩井前里7146号線を通る
岩井坂です。
![](https://assets.st-note.com/img/1732060916-9bMniXmV3jeOhaZWE5QlSTrI.jpg?width=1200)
ここもバス通りで坂の先に横浜清風高校、聖隷横浜病院、久保山斎場等の施設があります。
![](https://assets.st-note.com/img/1732059210-3loIyTxkjcnN7U1GwdiVDm6r.jpg?width=1200)
首都高狩場線永田IC方向に進んだ左手に位置しています。
画像に写っている”凍結注意”の標識がある場所は
大体激坂だったりします(笑
そして無名の五差路交差点を過ぎると
![](https://assets.st-note.com/img/1732059964-Qjnl9Go475D8WMpXFt1bwcTa.jpg?width=1200)
右側がJR横須賀線保土ヶ谷駅や京浜急行線南太田駅に向かうルートになります。
その下に保土ヶ谷駅方向に続くトンネルがあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1732060146-s67qVGYfNQUR4BI2X9vDu3Ad.jpg?width=1200)
保土ヶ谷駅東口の国道1号線に出ます。
ここ一応、相互通行ですが見ての通りの狭路ですので
路側帯を歩く歩行者用に所々通過車両をやり過ごす
退避スペースがある坂です。
横浜市内のJR線駅前に在りながらも
まるで伊豆の山道の旧道にある様なトンネルです。(笑
横浜には坂上の下にトンネルがある場所が結構あり
この後紹介する代官坂もまたそうです。
続いて、今回のメインイベント。
横浜の坂では有名な、稲荷坂です。
![](https://assets.st-note.com/img/1732015003-fPruSK9nGev07DWwMgHZqim6.jpg?width=1200)
ここもバス通りの生活道路です。
![](https://assets.st-note.com/img/1732015484-5wYTSUdHmzKoVxCLFBWNEfPe.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1732016359-IJ18mTzCBEXWOh7HMVQtPZ4U.jpg?width=1200)
ここだけ時空が歪んでいます(笑
建物は現存しません。撮影:著者・機材:RICOH GR DIGITALⅡ
![](https://assets.st-note.com/img/1732015159-QamCY9dlpnq31BSIwg6xLWuP.jpg?width=1200)
坂の中腹辺りで坂下の方を見下ろすと、良い景色が望めます。
ちなみに現在坂上の米軍住宅は
建物が全て解体され整地が進んでいます。
ただし管理は未だ米軍が継続しているみたいです。
実際警備しているのは工事現場の警備員さんですが
カメラを向けると撮影禁止と言われそうなので
今回写しませんでした。
しかし、探してみたら現役当時に写した画像がありました。
2005年著者撮影、撮影機材Nikon SP 50㎜f1.8
![](https://assets.st-note.com/img/1732018247-1RlwgTYbJL09NU34AdQSVB6D.jpg?width=1200)
11系統バスで坂を上り切ると、そこにはステイツが。
’80年代中頃、ゆるい警備だった為
幼い頃一度根岸競馬場で遊んだ後
自宅まで帰るのに通った記憶があります。
広い芝生の中にポツンと立つ平屋が点在する住宅は
まるでカリフォルニアでした(笑
2001年の9.11後は特に警備が厳しくなり、この撮影の頃も
ショットガンを背負った米軍の警備員が立っていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1732018645-jyNBQ3t82Mhl7mwgFdLvaJrq.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1732018674-Fw3NSsPqtfLnvm9EO56AaITJ.jpg?width=1200)
何とか登れました。
![](https://assets.st-note.com/img/1732018848-y1dHJc4NVCQAG3DXWs5PvmkF.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1732019015-S8uATQavnYBNrRDMjP5IlCJo.jpg?width=1200)
ここも何とか、車体の軽さに救われて何とか足付きせずに到達出来ました(嬉
そして最初の画像の通り、根岸競馬場に向かうのですが
その途中で打越橋を渡り、地蔵坂にも行ってみます。
![](https://assets.st-note.com/img/1732055670-SIj4A5F9LiwWgXOp1Ts2oE08.jpg?width=1200)
地蔵坂はバス通りをさらに先に行き、フェリス女子大の手前位に坂上が位置します。
![](https://assets.st-note.com/img/1732055329-irMOd46cu5YfHAqRt3FbU9DK.jpg?width=1200)
下の通りの奥の突き当り、右手は根岸競馬場方向、左手は港の見える丘公園方向になります。
![](https://assets.st-note.com/img/1732055997-yAU7Fhqj0xMCHZo9ptbNcsLV.jpg?width=1200)
通過した際に撮影した画像。橋の下を通過する車と対比しても、その大きさが分かると思います。
そして地蔵坂に向かいます。
![](https://assets.st-note.com/img/1732056528-nNhGCElRxdyFB3opi1DL6skI.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1732056659-hBVAqgXYUGzTJSmMEnDKW0kf.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1732056859-4edw5PsyMcRx9IJtZYlj8FHg.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1732056957-B6RXZbMNY4tQVWdFalyh5s8O.jpg?width=1200)
そして最後に登った坂は、代官坂。
![](https://assets.st-note.com/img/1732062601-fUZaMHhE1T2lbpco7PWskGBi.jpg?width=1200)
山手本通りにかけての坂です。
坂下には、史跡の旧石川代官所長屋門があります。
![](https://assets.st-note.com/img/1732062817-16OYaCeNIfGXDctM84HkoKsn.jpg?width=1200)
その謂れは、こちらに記されていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1732062973-f0OlvINi214yuhcQ9GYswUjz.jpg?width=1200)
坂自体はそれ程、激坂ではありませんでした(笑
こちらが坂上です。
![](https://assets.st-note.com/img/1732063158-kw3oWhXYpfUV1RLCtrumKj2Z.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1732063103-bPGeHQyoRIk1tqxTj3zAXw6r.jpg?width=1200)
このトンネルはやはり狭路なので、信号での規制で交互通行の様です。
右手の白い建物は、名門横浜クリフサイド。
代官坂トンネルを、反対側の元町小学校方向から望む。
![](https://assets.st-note.com/img/1732063074-o8Wwg3QZUsjlVxE4JIMSTXc5.jpg?width=1200)
ここで本当は、汐汲坂があるのですが
平日は午前9時から午後3時まで歩行者専用で交通規制がなされ
自転車を含む車両は通行出来ません。
行くなら土日祝日なのでしょうが
ここは余りにも激坂なので、足付きは必須の曰く付きの坂。
トレーニングにはあまり向かないと思います。(笑
![](https://assets.st-note.com/img/1732063810-J9XPxD4VwvQmTUkfOrBlMthS.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1732063904-4Eo3KahUHQ1mvxeLlSdOVZAp.jpg?width=1200)
結果
私の貧脚でも、車体やリムが軽ければ
インナー42Tでも横浜の激坂を登ることが出来ました。
今後も機会を見て横浜の坂巡りをしてみたいと思います。
次回は、MAVIC PARIS-ROUBAIX SSC
OH後の試走についてです。
おしまい。