EROICA JAPAN 2025への道 ⑤
ホイールの見直し
ここ暫く、私事でバタバタの日々が続き
更新も満足に出来ませんでしたが
合間を見て色々とネタ探しはしていました。
私が所有するロードレーサーは
基本的に7400デュラエースのコンポが付属する物が
多くを占めています。
そして最近、7400系のコンポを使用する中でも
ホイールについて、ハブやスプロケットが
7SのUGや8SのUG・HGのハブやスプロケットが混在している状況から
共通性を持たせ、互換性と整備性を向上させようと
昨年位から考えていました。
ちなみにスポークの穴数は全て32Hで統一しています。
LOOK KG86
7SのUGスプロケットとはこれまたレアなのかも知れませんが
今後の整備性向上や、私の所有環境
特にホイールの使いまわしの点を考慮すると
HG8S化、RディレーラーもRD-7402
そしてシフターも、SL-7402に交換対象です。
PINK VOGUE
この時点ではWOLBERのAS40リムに、UG8SのRハブの構成でした。
このホイールはこの後スポークを折り
補修の際にニップルの劣化を指摘された事から
その際同時作業で、HG8SのRハブに交換をしました。
SILVER VOGUE
こちらに現在装着している常用ホイールは
MAVIC GP4です。
BLUE VOGUE
こちらに現在装着している常用ホイールは
FIRのISDISです。
今回の改修の軸は、Rハブを8SでHG化に統一し
それと並行して
LOOK KG86とPINK VOGUEについては
新たに手に入れたリムでホイールの組直し若しくは
後述するホイールAssyに交換する事により
7400デュラエースの車体で、色々なホイールを使いまわそうと言う
これまたオイシイとこ取りを狙った改修なのでした(笑
最初はUGでも歯数の多いギアが入手出来れば
そのままハブを生かそうとも思いましたが
歯数の多いUGタイプのローギアは
10年位前に浅草のオオマエジムショさん辺りで
デッドストックが販売されていた以降は、国内では殆ど見当たらず
この円安で、ebayで大枚をはたかないと歯数28位になると入手は不可(驚
と言ったのが実情です。
また、リムも先日組んだGITANE-VOGUEから派生した余剰品が発生し
勿体ないのと、それはそれで使用に興味があるので
そちらにも手を伸ばしてみようかと
言ったところもありました。
具体的に言うと、GITANE-VOGUEを仕上げる際にホイールAssyを
どう言った構成にしようか非常に悩んでいたところで
そちらの理想はMAVICのハブに、同じくMAVICのSSCリムの構成に辿り着き
MAVIC550ハブが付いている、MAVIC GEL280リムと
7200デュラエースのハブ付きの、グレーコーティングのMAVIC SSCリムを
それぞれ入手し、ニコイチで組んだのです。
するとそして、兵どもの夢の跡
残ったMAVIC GEL280リムに
32HのHGタイプで8Sの、7403デュラエース前後ハブを新たに入手し
まずは所有するホイールの中で最軽量のホイールを目指して
玉突きで余剰品を使用して組んで見たのがまず一組。
LOOK KG86には元々は
前オーナーから譲り受けた時から付いていた
ARAYAのPRO STAFF 340のリムが付属し
これもそれなりに軽量なのですが
GEL280は所有する中でも最軽量なので
私が所有する車体の中で一番最軽量であろう
LOOK KG86の常用にしようと考えました。
またLOOK KG86は、最初期型市販モデル
KG85のマイナーチェンジバージョンで
フレームのRの幅がKG85の126㎜から130㎜に変更がなされ
やはり8S化をするのが本筋と思い、今回の改修に至った次第です。
そしてそう考えていた頃に
何気なくMAVIC SSCリムについて調べている途中
また見つけちゃいました
MAVIC SSCリム+7402デュラエースHG8S仕様前後ハブ付きの
中古ホイールを。
よし、これをPINK VOGUEの
WOLBER AS40 HG8Sから
こいつを常用ホイールに移行させようかと
某有名中古パーツショップ(サイ〇リーさん)から
信じられない位の安価で購入(嬉
外観はブレーキシューの跡でガッツリコーティングが剥げている物ですが
ここは実用重視。到着時極端なフレやベアリングにゴリ感はなく
良い買い物を…と思いましたが
最早「ベッド」とは言い難いレベルの
固着したリムセメントがガッチリ満遍なく付着していました。
そしてこの後、リムセメントを除去した訳ですが
その時に使ったのがコレ
多分このチューブ1本の内3分の1位を使ったと思いますが
結構いい感じに除去出来ました。
ニップルの穴の中は、今度ニップルを交換する際に行うとして
MAX30年~35年位前に塗布されたリムセメントと仮定して除去し
リムの接着面自体はこれで十分綺麗になりました(嬉
このホイールは先にも記した様に
最初は8SでしたがUGタイプのスプロケットだったので
既にこの時点において
ニップル、スポーク交換と同時にHG8S化したのでした。
WOLBERは元々タイヤメーカーでしたが
リムメーカーのSUPER CHAMPIONを買収し、WOLBERブランドで
販売していたみたいですね。
ちなみに既にWOLBERと同じく廃業した
Clement(クレメン)はピレリ系列のメーカーだったみたいですね(一口メモ)
ちなみにこのSSCホイール
大きな”MAVIC”の切り文字デカールは
きっと劣化していたからなのでしょう、剝がされていました。
現在海外からデカールを手配中です(笑
海外って、レストア用のデカールって
ロードレーサーでも結構あるんですよね。
LOOKやGITANEのデカールなんかもちゃんとありました。
そして、試走をしてみました。
このホイールはOHに既に出したので
終了後に改めてその感触を確かめたいと思っています。
この時EROICA JAPAN 2024以来久しぶりに
イタリア・ギザッロ教会のお守りをステムに付けてみました。
これでヒルクライムで苦しい時に
コイツを見て走りながら、お祈りをしたいと思います
ただしコレ、本当は交通安全のお守りですが(笑
他にも細かなマイナーチェンジを施しました。
そしてあまり推奨出来ないのは承知で
タイヤを限界まで使用しようと
古いタイヤが付いていたSILVER VOGUEから
タイヤローテーションをしました。
PINK VOGUEは7月に
元々付いていたWOLBERホイールに装着のタイヤが
夏場での急制動によりトレッドがめくれたので
新品タイヤに交換し、しばらく乗っていました。
そして最近は、乗る頻度が少ない車体とタイヤを交換して
エコノミーに乗る様にしています(笑
先の画像のタイヤは元は、SILVER VOGUEに付いていたタイヤ。
乗る頻度が少なくかつ、組み上げた時(3年前)のタイヤが
付いたままで、交換してMAVIC SSCホイールに付けました。
MAVIC SSCホイールのOHが終わったら交換する予定です。
今回は
摩耗が顕著でトレッド面の溝がほぼ消えた
Rホイールに付いていた方のタイヤをFに回し
トレッドに溝が残っているFの方をRに回しました。
そして、次はホイールの互換性チェック。
SILVER VOGUEにこのMAVIC SSCホイールを履かせて別日に試走しました。
つづく
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