振付を覚えられないのはなぜか?②チャンク化とベーシックの重要性
「振付を覚えられないのはなぜか?①ワーキングメモリを節約するには」の続きです。
前回は振付を覚えられないのは、ワーキングメモリの能力が低いからだとお伝えしました。しかもワーキングメモリはほとんど鍛えられないと言われているので、困ったものです。
鍛えられないなら節約すればいいといいことで、今回も節約する方法をお伝えします。
チャンク化を実践する
筆記開示はレッスン中にやるわけにはいかないので、じゃあレッスン中は何ができるのかって話ですが、ここで皆さんに問題です。下に書いてある18個のアルファベットを覚えれますか?
どうですか?これ覚えることができますか?僕はおそらく無理です。
でもこれだったらどうですか?
どうですか?ずいぶん覚えやすくなったのではないでしょうか?
最初と最後はXだ
FBIとCIAという単語もある。これはわかる。
他はわからないけど、これくらいなら覚えられそうだ。
のように感じることができるでしょう。
このテクニックを「チャンク化」と言います。チャンクとは「かたまり」のことで、一見覚えにくそうなもので、かたまりを見つけていくと覚えやすいという方法です。
電話番号なんてそうですよね。11桁の数字の途中にハイフンがあるから、3つの数字のまとまるという認識になります。
これを11桁の数字として覚えようとするとワーキングメモリがすぐにパンクしてしまうのですが、3つの数字の群という覚え方をするとワーキングメモリが節約されるのです。
チャンク化の効果をもっと上げる方法
ただチャンク化にはちょっと注意点があります。もう一度さきほどの文字を見てみましょう。
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