振付を覚えられないのはなぜか?①ワーキングメモリを節約するには
「振り覚えが悪すぎてつらい」という悩みをめっちゃ聞きます。
何を隠そう、僕もめちゃくちゃ振り覚えが悪い人間でした。今までのダンス人生を振り返ってみても新しい振付とかを覚えなければいけないときで、最初からスッと覚えられた記憶はありません。
今でもすぐに振付を覚える自信はまったくありません。しかし、「振付を覚えられないのはなぜか?」「少しでも振付を早く覚える工夫はあるのか?」などの知識があるので、落ち込むことはなくなりました。
不安とか焦りがある時点で振り覚えって悪くなるので、そういう感情がわかないだけでもメリットがめちゃくちゃあるのです。ということで、今回は振り覚えについてお話したいと思います。
振り覚えが早い人は何者か?
ダンスを長くやっていると振り覚えが早すぎる人もいますよね。あの人たちと僕たち振り覚えが悪い人間は何が違うのでしょうか?
これはシンプルに「記憶力」の問題です。なんて身もふたもない結論なのでしょうか。
ご存知の通り、記憶力は「長期記憶」と「短期記憶」がありますが、振り覚えが早い人は短期記憶領域であるワーキングメモリの能力が高いと言えるでしょう。そのときにインプットした振付を、頭の中に一時的に置いておける容量が大きいということです。
ワーキングメモリは鍛えられない
じゃあそのワーキングメモリを鍛えることで振り覚えは早くなるのか、と思うかもしれませんが、残念ながらワーキングメモリは鍛えることができないと言われています。
もちろんワーキングメモリを鍛える方法というのもあるようなのですが、最近の研究ではかなり雲行きが怪しくなってきている印象です。まったく無意味ではないかもしれませんが、コスパは悪い気がしています。
個人的にはワーキングメモリを鍛えようとするのではなく「上手く使う」という方向にかじを切ったほうがいいと思うわけです。
ワーキングメモリを上手く使う方法
ということで、ワーキングメモリを上手く使うポイントを紹介します。振り覚えが少しでもよくなるようにしましょう。
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