UUID v7 ライクなIDをAccessで生成するTool
UUID 的なユニークなキーがちょっと必要になって、UUID v7、それ自体がプレビュー版なのでなんとも言えないですが、近しいものを作りました。
UUID v4 でなく UUID v7 が必要であった理由は v7はタイムスタンプが含まれているため、時系列に基づいて順番がある程度保証されているため、ソートが可能なためです。
利用用途
UUID v7は、主に以下のような利用用途があります
一意識別子の生成: データベースやアプリケーションでのエンティティ識別に使用されます。UUID v7は、タイムスタンプを含むため、生成された順序を保ちながらもユニークな識別子を提供します。
分散システム: サーバー間でのデータ統合や同期において、異なるノードで生成された識別子が衝突しないことが重要です。UUID v7は、そのユニーク性により、分散環境でも安心して使用できます。
バージョン管理: ドキュメントやオブジェクトのバージョン管理において、UUID v7を利用して特定のバージョンを一意に識別することができます。
データベースのプライマリキー: 多くのデータベースで、UUIDをプライマリキーとして使用することで、特に複数のデータベースが統合される場合において、キーの衝突を避けることができます。
トラッキングやログ: イベントのトラッキングやログにUUID v7を使用することで、各イベントを一意に識別し、後からの分析やデバッグを容易にします。
UUID(ユニバーサル一意識別子)のバージョン7は、タイムスタンプに基づくUUIDで、将来の仕様として期待されています。現時点で、UUID v7の標準ライブラリがMS Access VBAにないため、手動で生成する必要があります。
UUID v7の形式
xxxxxxxx-xxxx-7xxx-yxxx-xxxxxxxxxxxx
x: 16進数の数字(0-9、a-f)
7: UUIDのバージョンを示す固定値(UUID v7の場合、常に「7」となります)
詳細な構成
タイムスタンプ部分(最初の12桁):
1970年1月1日からのミリ秒を表現します。
例: 019215B5A67C(タイムスタンプに基づく16進数)
バージョン部分(次の4桁):
ここには「7」が固定で入ります。
例: 7xxx(この部分がUUIDのバージョンを示す)
ランダム部分(次の4桁とその後):
残りの部分はランダムなビットから構成されます。
通常はランダムに生成された16進数が続きます。
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