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行方不明展に行ってきました〈ネタバレあり編〉

どうも、oLcaです。
先日、行方不明展の〈ネタバレあり編〉も書くといっておいて
どう書けばいいものか…と迷っていたら
けっこう時間がたってしまいました。

結果、観てきたものの一部を
そのままポンポンっと並べてあるだけです。

↓一応〈ネタバレなし編〉も置いておきます。

さて、ホラー作家 梨氏と株式会社闇が手掛ける行方不明展

この展示はフィクションです。
本展で紹介した行方不明者を捜索する必要はありません。とのことです。

※この展示に対して、不謹慎だ!と感じる人は、
この先は見ないことをオススメします。

まず、入って真っ先に目につくのは
何と言っても、会場の中央に デデンと構える
この電話ボックスですよね。

10円玉が積み上げられたままの電話機。
受話器からは、かすかにノイズ音が聞こえます。

周辺で謎の叫び声が聞こえる…と言われた
電話ボックス。とのことです。
声は「ちゃんと忘れるから、心配しないで」
と泣いていた…とか。


「携帯が壊れているから 妻に繋がらないんだ」と考えて、
行方不明の妻と連絡をとるために、何台もの携帯電話を集めた夫。
「でも、もういい」と言って手離したそうです。

全部ちゃんと使い込まれた感があるし
私が使っていたのと同じ機種もありました。

何が起こって「もういい」と思ったんでしょう。

会場内には、何枚もの捜索ビラが貼られているんですが
その中でも際立って異質な一枚。

記憶の断片の人物を捜している…?
写真も残っていないので、いろいろな画像を繋ぎ合わせて作られた似顔絵。
写真もない、記憶さえ曖昧なのに「存在していた」ことだけに確信を持っているのが、
なんだか…

もう、何が何なの。

謎の巨大な土山。
これに関しては説明文を読んでも
何だか意味がわからなかった。

とある児童養護施設に飾られていた写真立て。

写真が入っていないことに、誰も疑問を持たず
ずっと飾られていた。
数名の児童だけ、綺麗な海の写真が入ってた気がする。
と話していたそうですが…

ちなみに、私の部屋には
見た目が気に入って買ったけど、入れる写真がなくて
フレームだけ8年ほど飾り続けている写真立てがあります。
あれ…?ほんとに何も入れてなかったのか…?

ん?

なにこれ

紙に「誰の?」って書いて貼ってある

何の説明もなく、通路に放り出されたゲーム機。
破壊された壁。散らばる壁材。どういうこと。
しかもこのゲーム機、ちゃんと動きます。

これ以外にも、これは…展示物なのか…?
というような
部屋の隅に放置されたモノが、ちらほら……

洗面台は この鏡と、なにか繋がりがあるのか……

この鏡を使っていると、一人暮らしなのに誰かが後ろから笑いかけてくる。
ということで取り外された鏡。
でも、その声には懐かしさを感じたのだとか。

許可なく設置された立て札。

志願者……?

この景色、どこかで見たことある。
どこだったっけなー

と、多くの人が言うけど
実は この世のどこにも存在しない風景。
絶妙ですよね。
ありそうだもん。こういうショッピングモール。
川崎とかに。

あれ?このパネルの裏、何かある??

ひえっ

ってことは、この裏も……?

何なのマジで

このQRコード、読むとここに繋がりました。

はい、いいえ、どちらで送信したと思います?
答えは↓下のほうに書いておきます。

最終的には展示物も
どっか行っちゃったみたいですね。

【散逸・さんいつ】
まとまっていたモノが バラバラに散り失せること。

紛失とかでなく、散逸したとは どういうことか。


〈ネタバレなし編〉で、こんなもん買うんじゃないよ
と言っていた、パンフレットです。

内容はね、実際に展示されていたモノが
そのまま数点 入ってました。

中学校で発見されたという、こっくりさんの紙。
行方不明になる方法を教えてもらった生徒が
姿をくらましたという。

これを額に入れて壁に飾れば
家で行方不明展が再現できますよ。しないけど

他には関係者コメントとかも入ってますね。
ほぇーオモコロの恐山氏も関わってたんですか。

〈ネタバレなし編〉で回したガチャの中身。

〈なし編〉で言った通り、
パンフレットの一部がグッシャグシャにされたものなので
パンフレット買った人は、ガチャ回すとたぶんカブります。
シークレットレアとか入ってないのかしら。

さて、行方不明展の一部を紹介してみましたが
どう感じたでしょうか?

もちろん、ここに載せたのは ほんの一部で
これだけで何か考察するのは無理だと思います。

行方不明の方をネタにするなんて不謹慎だ!として炎上もした本展ですが、
面白おかしくネタにしているわけではないなと、この目で確かめられて良かった。

展示物を観ながら「怖いねー」「不気味ー」と
言っている人がたくさんいましたが、
ほんとに感じ方は人それぞれだな…と。

この展示に関する意図を、私は完全に理解することはできていませんが
〈なし編〉で言ったように、この展示物たちには
得たいの知れない安心感を感じるんですよね。

この世界から消えてしまいたい としか思えなくて
それが唯一の救いだったなら
それが その人の幸せだというなら……

「本展で紹介した行方不明者」を捜索する必要はない。というのは
フィクションだから、存在しませんよーという意味なのか
彼らは幸せだから、捜さないでくれという意味なのか…とか勘ぐってしまいますね。

そして何より
帰りたいと願っている人は、帰ってこられますように…


この奇妙な感覚を味わいたい方は
ぜひ行方不明展に足を運んでみてください。
9月1日まで、毎日開催中みたいですよ!



はい


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