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手形借入金・手形貸付金
前回、おカネの貸し借り(融資/ゆうし)の際は、借用証書と引き換えに行うというお話をしました。
この借用証書の代わりに、約束手形を使う場合があります。このときの手形のコトを金融手形とよんでいて、商品売買に使う手形(商業手形といいます)と区別しています。
勘定科目は手形借入金勘定(負債)、手形貸付金勘定(資産)で処理します。
ただ場合によっては、通常の借入金・貸付金として仕訳するコトもありますので注意が必要です。試験では、与えられた選択語群や条件をしっかりと確認するようにしてくださいね。
例題で確認していきましょう。
手形借入金
①借入れのために手形を振り出したとき
ひよこ銀行から1,000,000円借り入れ、同額の約束手形を振り出し、利息を差し引いた手取り額が普通預金口座に振り込まれた。なお借入期間は8ヶ月、年利率は3%である。
手形貸付金
②手形と引き換えに貸付けしたとき
うさぎ商店に300,000円を貸付け、同額の約束手形を受け取った。なお利息15,000円を差し引いた残額を現金で渡した。
③ ②の約束手形が満期日をむかえ、うさぎ商店から小切手を受け取った。
論点としては簡単なうえに、勘定科目を間違えやすいコトから近年出題されることが増えています。設問に『借入れ』『貸付け』ときたら、そのときの勢いで仕訳してしまわないようご注意くださいませ。
今回はここまで。
お疲れさまでした。
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