伝票→集計→転記
前回は、現金取引とそれ以外の取引が混ざった時の起票をベンキョーしました。
伝票は仕訳帳の代わりですので、このあとの手続きは、総勘定元帳や補助簿への転記になります。
起票された伝票を一枚ずつ転記していくことを個別転記(こべつてんき)といいます。
ほかにも、毎日や毎週末のように期間を決めて集計したあと転記する方法もありまして、これを合計転記(ごうけいてんき)といいます。
また、この集計した一覧を仕訳集計表(しわけしゅうけいひょう)といいます。なかでも毎日集計したモノは仕訳日計表(しわけにっけいひょう)と呼んでいます。
※1週間単位で集計した場合は、仕訳週計表です。
では、例題で仕訳日計表の作成と総勘定元帳への転記を見てみましょう。
例題1
当店は三伝票制を採用し、1日分ずつを集計する仕訳日計表を作成している。以下の伝票をもとに、仕訳日計表と総勘定元帳ともに現金勘定のみ転記を行いなさい。
まず、伝票を集計していきます。
現金勘定は、出金伝票と入金伝票を集計すればOKです。
次に総勘定元帳の現金勘定へ合計転記します。
よく見ると、『総勘定元帳の摘要欄』には合計転記の参照元であるされ、『仕丁欄』には『仕訳日計表のページ数』21が記入されています。仕訳日計表と記入され、『仕丁欄』には仕訳日計表のページ数:21が記入されています。
また、『仕訳日計表の元帳欄』には、総勘定元帳:現金勘定の番号1が記入されています。
例題1では現金勘定のみ転記しましたが、通常は伝票に出てきた勘定科目全てにおいて集計し、仕訳日計表へ記入したら、総勘定元帳へ転記するといった流れで進めていきます。
ちなみに例題の仕訳日計表こんなかんじ。
今回はここまで。
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