さまざまな証ひょうⅡ-振込依頼書・領収書-
取引先から代金の支払いを依頼された際に受け取る書類に振込依頼書(ふりこみいらいしょ)があります。個人で通販を利用すると、詳細と一緒に振込依頼書が送付され、支払いを依頼されることがありますよね。あの指定された用紙がそうです。この他に、ただ単に振込先をお知らせするタイプなどがあります。
いずれにしても振込依頼書を受け取った側は、振込みと同時に仕訳をします。
振込み自体は、ATM やインターネットバンキングを使えば簡単にできます。それなのに、指定された用紙でわざわざ振込みをするのには理由があります。それは、受け取った側にそのときの書類が届くからなんです。
この書類があれば、万が一、銀行の振込データが消えた場合でも(?)紙ベースの書類があることで、銀行を通して振込みがあったことが証明されます。
銀行窓口で振込むとなると手間やおカネがかかりますが、こういった形にしているのには、やはり理由があるんですね。
振込依頼書
【例題10-2】①
黒しば商店は、店頭再生用としてテレビモニターを購入した際に振込依頼書を受け取り、普通預金から振り込んだ。
店頭再生用のテレビモニターを購入しているので、資産の増加=備品を記入します。
消費税がかかっているので、資産の増加=仮払消費税を記入します。
普通預金から振り込んでいるので、資産の減少=普通預金を記入します。
領収書
領収書(りょうしゅうしょ)は、社会人の方にはなじみ深い書類ですね。代金を支払った際に受け取ることができる書類です。
【例題10-2】②
従業員が出張から戻り、出張旅費を立て替えて支払ったとの申し出とともに下記の領収書を提示されたので、当社の普通預金口座から従業員の指定する普通預金口座を振り込んで精算した。
運賃の領収書を提示しているので、費用の発生=旅費交通費を記入します。
普通預金から精算しているので、資産の減少=普通預金を記入します。
今回はここまで。
ではまた。
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