さまざまな証ひょう③-売上集計表・当座勘定照合表・WEB通帳-
証ひょうシリーズ最終回(笑)。今回は3種です。
売上集計表(うりあげしゅうけいひょう)
売上集計表は、社内で取り扱う資料なので、担当者別のモノや商品別のモノとさまざまなタイプがあります。ここでは仕訳をするための1日分の売上に関する集計表を見ていきます。
例題(1)仕訳を答えなさい。
1日分の売上仕訳を行うにあたり集計をした結果、以下の通りであった。また、合計額のうち4,400円は現金、残りはすべて掛であった。
証ひょうを詳しく見ていきます。まず一番上の真ん中に書いてあるのが証ひょう名①です。今回は売上集計表となっています。
右端にあるのが、取引日②です。今回は『1日分の売上仕訳を行うにあたり』といっているので、表中の商品をまとめて仕訳します。
表中の金額欄③は商品の売上高になります。また、そのすぐ下の消費税④は、受け取った消費税額です。
答え↓↓↓
当座勘定照合表(とうざかんじょうしょうごうひょう)
当座勘定照合表は、当座預金の入出金明細が書かれた書類です。当座預金は、通帳がないので毎月照合表が届きます。
例題(2) 各日付の仕訳を答えなさい。
取引銀行のインターネットバンキングサービスから当座勘定照合表(入出金明細)を参照したところ、以下の通りであった。なお、うさぎ商店と黒シバ商店は当店の商品取引先であり商品売買取引は掛けとしている。また、小切手(No.1360)は3月25日に振り出したものである。
証ひょうを見てみますと、真ん中に証ひょう名①=当座勘定照合表と記載されています。
右上にある日付は、証ひょうの発行日②です。今回問われているのは、取引のあった日の仕訳ですので、表中の取引日を参照します。
適用欄の右隣にあるお支払い金額③は、当座預金からの出金額です。また、その右側にあるお預かり金額④は当座預金口座への入金額を記載しています。
答え↓↓↓
小切手は振り出した日に仕訳をします。問題文に、『小切手は3月25日に振り出したもの』とあるので、仕訳はその日に終わっています。そのため4月2日は『仕訳なし』です。
WEB通帳(うぇぶつうちょう)
ギンコーの普通預金や定期預金の通帳には紙の通帳以外に、WEB通帳と呼ばれる入出金明細があります。記載内容は当座勘定照合表とよく似ています。
例題(3) 各日付の仕訳を答えなさい。
取引銀行のインターネットバンキングサービスから普通預金の入出金明細を参照したところ、以下の通りであった。なお、しまうま商店は、商品の取引先であり、商品売買取引は全て掛けとしている。
答え↓↓↓
今回はここまで。
お疲れさまでした。