【簿記3級】2021年度の出題範囲がチョット変わるよ!
公式さんより、2021年度出題区分表の改定内容が発表されました。
3級は、以下の2点が削除されます。
①相手負担の売上諸掛
②商品売買の分記法
①相手負担の売上諸掛
相手負担の売上諸掛には2つの処理方法がありました。これらが出題範囲から削除となります。
・立替金勘定を使う方法
・売掛金に含めて処理する方法
今回の削除決定は『収益認識に関する会計基準』という新しい会計ルール適用による影響です。
②商品売買の分記法
商品売買時の仕訳に使う記録方法です。これも出題範囲から削除されます。
分記法が削除されるのは、新ルール適用の影響ではなくあまり使われなくなったからだそうです。
今回発表された2021年度出題区分表の適用期間は、2021年4月1日~2022年3月31日までとなっていますが、ネット試験では、すでに前倒しで適用されているそうです。
まぁ、削除だけですしね。
そういう訳で、今回の発表がある前に、ネット試験での受験を決めてベンキョーを始めている方もご心配なく。今回は削除ばかりなので、2020年版のテキストであればそのまま進めてOKです!
本試験でも最近は、この辺りの出題がなかったような…気がする(うろ覚えでゴメンなさい) ので、過去問をすでにお持ちならそのまま使ってイイと思います。
ただ、今まで第3問で出題されていた『試算表の作成』はもう出題されません。
これは、すでに始まっているネット試験・2021年度からの新統一試験とも同じです。
だけど、今までの第3問に出てくる仕訳ができないようでは困るので、すらすらとできるようになるまで、しっかりと解いてください。まぁつまり、過去問も活用するなら、合計や集計はしなくてイイってコトです。
もともとワタシのクラスは、試算表はもちろん精算表・財務諸表の合計欄を埋めるのは禁止してたんですが、新制度からそれに加えて集計もしなくてイイのは大きいですね。
あ、でもその分、時間が短くなってるのか!(汗)。
ともかく(?)、より正確に仕訳ができるようコツコツと頑張っていきましょう!!
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