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化け猫あんずちゃん

公開作品リストでたまたま見つけたので事前情報はほとんどない状態でしたが、ふらーっと観に行ってきました。
映画は何でも出会いなのでピンときたらGOです!笑

あんずちゃんでかくね?とかあんずちゃん歩くの?とかそれぐらいの疑問しか湧かないほどの事前データを携え、観に行ったのですがかなり自分的には好みでした!
これ以降はネタバレ含むレビューとなりますのでご了承ください🙇‍♂️

冒頭はある父娘が田舎に帰郷するシーンから始まります。
実家であるお寺に20年ぶりに帰ったため、和尚の実父には初め息子と認識されず、久々の息子(哲也)との再会と同時に初めての孫娘(かりん)との対面に困惑します。
そこから拍車をかけるように帰るや否や借金返済の為の100万を強請る始末。当然、和尚はそれに激怒し哲也を追い返します。
かりんは借金返済の為に東京に帰るからその間お世話になれ、と父に寺に置いていかれます。

そんなこんなでお寺に置いてかれたかりんは祖父である和尚さんにお世話になりつつ、お寺での生活が始まります。
お寺に住んでいる化け猫のあんずちゃんがかりんのお世話役となり…

化け猫?!あんずちゃん?!

と、めちゃくちゃフラットに出演してさらっとかりんのお世話役になるあんずちゃんに動揺するのは視聴者とかりんのみ。
他は何故かかりんちゃんを自然に受け入れ、この世界に溶け込んでいるみたいです。

めちゃくちゃ普通に歩くし、喋るし、仕事するし、料理するし、釣りしてパチンコするし、猫というキャラ設定を見事に忘れさせてくれるあんずちゃん。
かなり衝撃的だったのが、基本原付で移動するあんずちゃんがスピード超過で警察に停められるシーン。そこであんずちゃんが無免許である事実が明らかになります。猫だから免許は不要というトンデモ理論が警察に通じることなくそれ以降はチャリ生活になります。

かなり序盤からぶっ飛んでますが、次第にあんずちゃんの世界観に慣れてくると割とクソガキムーブをかますかりんちゃんに手を焼くあんずちゃんに頑張れ!とエールを送りたくなります。

そもそも化け猫がいるのでそんなに驚かないですが、作中には妖怪や貧乏神、地獄の鬼や閻魔様など錚々たるメンツが出演しまさに混沌としていますが、その頃には世界観に慣れているので普通に楽しめると思います。
田舎でのスローライフに飽き飽きするかりん、お世話役を全うしているとは思えない放任的なあんずちゃんその2人の関係性がどうなっていくのか最後の終わり方は自分的に結構好きな締め方でした!

自分は幼少期に猫の恩返しをワクワクしながら見ていた記憶が蘇り、懐かしい気持ちを感じながら観ていました。
ここぞという時のあんずちゃんの活躍っぷりと最後の最後までクソガキムーブをかますかりんの心は果たして開かれるのか、これは是非劇場で確認してもらえればと思います。

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