◎これだから古参はめんどくさい


先月わたしのオタク人生が始まったグループのメンバー一人脱退し、新しいグループ体制でスタートを切った。一週間前に発売した新体制のシングルは、今まで以上に厳しい戦いの中オリコンもビルボードも1位を獲得することができ、無事に記録をここで止まらせることなく更新することができた。JUMP担まじでがんばった。よくやった。

記録がすべてでないこともわかっているし、ひとりが複数枚買ってなんの意味があるのか、という声もよく聞くけれど、あの業界ではあらゆる場面での数字がすべてだし、残念ながらその数字が彼らの評判、味方についてくれることのほうが多い。【積む】という行為が無駄なわけでも、なんの意味がないわけでもないのだ。だからこそ各界隈のオタクの経済力というのはすごいものだと痛感させられる。

特に今回のシングルに関しては、公式で新体制になって初のシングル。この2年半は確かに8人体制でのシングル・アルバム発売ではあったけど、まだ彼はグループ所属だったし、買う買わないは別として、彼のオタクも応援していたと思う。しかし、公式で脱退を発表し、彼のFCが設立された今、全く異なる状況なのは一目瞭然のこと。彼が抜けた直後のシングル発売、しかも今まではあまり同時期に発売していなかったK-POPや48系がまさかの同日販売。事務所に、今のJUMP担はどこまでできるのか、というようなことを試されているようにしか思えなかった。もちろん、K-POPも48系も特典が豪華なのでこちらも負け時と初の試みで、初回の2つにはBlu-ray盤とDVD盤を、特典としてオンラインミーテイングが用意されていた。それには3つのシリアルコードが必要だったので、必然的に特典がみたいのであれば3枚買うようにという手法だった。8人のJUMPでも十分に魅力があることや、15周年YEARが始まる最初の記録としても、どうしても1位を彼らにプレゼントしたいという気持ちでかなりのJUMP担が頑張りました。お疲れ様でした。

そして今日のめざましテレビで、伊野尾さんから『メンバー一同喜んでおります』とのお言葉をいただけたようなので、本当によかった。



火曜日に特典のオンラインミーテイングとやらが行われた。一時間程度のイベントだった。最初の感想は「思ったよりガチ会議だった」です。

と、いうのも、JUMPからお知らせきたときも、いつも以上に設定に忠実だなと感じていたのだけれど、ま、それでもイベントだし?みたいな気持ちでいたら、本当にオンラインミーテイングなんだもんで。チャット機能やら、投票機能やら、慣れないながらもあらゆる手法で、オタクの意見に耳を傾けてくれた。それが現実になるかは別として、彼らのその姿勢や気持ちがうれしかった。これから発表されるであろうロゴマークも、カップリング曲も楽しみだ。

オタクがみているから、というのは大前提で始まっているのだと思うけれど、彼らの素に限りなく近い状態での会議(笑)だったと思う。わたしがその場にいたら、いや、25分しかないんだからもっときっちりやろうぜ、話それてるぜ、とかめちゃくちゃ言ってた気しかしないけど(マジレス)。


ところどころで『圭人』という名前が出た。

最初に名前を出したのは自担だった。先日、自担の舞台に見学しに来ていたらしいし、その影響もあるのかもしれないけど。

わからないよ?さすがに15年近く見ている自担でも、本人がどういう意図で名前を出したのかなんて。パッと出ただけなのかもしれないし、別に相手は事務所を辞めた人間でもないのだから、タブーでもなんでもないと思うし。本人たちがわだかまりみたいなものがないのであれば、オタクが口をはさむ問題でもない。


『圭人、この曲歌いたいって言ってたのに、歌わずやめちゃったなー』

とか。

『JUMPバンドの曲するなら、ギターの圭人がいないから薮が頑張らないと、だよー』

とか。


喜ぶオタクは多かった。それが悪いことでもなんでもない。最後の9人のステージで【圭人はJUMPファミリー】と言っていたのだから名前が出て当然だ。

転校した人や部活を辞めた人みたいな扱いだな、とか、こうやって触れてくれるのがJUMPっぽい、とか。


わたしみたいな複雑な感情の人なんて、パブサでは引っかからなかったよ。イベント終わりの直後には【圭人の名前】とトレンドに入るくらい、それぐらいうれしい言葉のほうが多かったのだから。どうせこのSNSの時代、こういうものは本人たちに届くのだから、マイナスなことでトレンド入りするよりはこうやってポジティブな言葉で伝わるほうが良いに決まってる。わたしみたいな気持ちの人はメンバーの名前を挙げてまでツイートする必要はないのよ。迷惑な気持ちかもしれないし、本人に届けたいわけでもないから。


ただ、一人でもやもやするのは正直しんどいわけです。こうやってNOTEに書くことでまぎれる気持ちもあるし、整理される気持ちもあるし。だからこうやって文字にすることを特に自担には許してほしい。





イベント終了直後にパブサしているとき、ちらほらとまだ脱退してから一か月しか経っていないのにすべて美談かのように並べられている文字を見て、悲しく思ってしまうのは、わたしだけなのだろうか。

脱退発表したときは、【自分勝手】という言葉がトレンド入りするくらいに怒ってたんじゃなかったの?



オタクとは単純な生き物である。





『エモい』


本当に?本当にそう思うの????



脱退した彼がプライベートでどんな時間を過ごそうが、わたしには関係のない話だし、先ほど述べたように彼らの中でわだかまりが溶けているのならそれでいいと思っているのは事実なので、元メンバーの舞台に見学していたって全然かまわないのだけど、わたしはどの面さげて観に行ってんの?と正直思ってしまうのである。だって彼らの気持ちなんかわたしにはわからないのだから。見学席を見たオタクだって多少は動揺するだろう。

勘違いしないでほしいのは、仲が良いことが問題なのではなくて、だったらなんでグループから抜けたの?というただそれだけの疑問がわたしのなかで残ってしまう。

脱退した次の日からできた個人FC、ブログ更新を中々しなかった彼が脱退してから毎日更新されるブログ、数日後に発表された親子共演舞台、そして今回のメンバー同士の変わらない関係性。


本当に彼だけの意志で、グループの脱退を決めたの?


自担は頭の回転ははやいし、機転も利くほうだ。

深読みではあるけど、もしなんらかの訴えなのであれば…、と思うのも自然なことなのかなと思うし、脱退しても変わらず僕は好きだよ、という遠回しな(本人に対しても、オタクに対しても)愛情表現なのかな、とも受け取れる。真実はわからないし、知る余地もなさそうだけど。



昨日、圭人のブログに突然、自担の名前と雄也の名前が出てきた。数日前までは名前を伏せていたのに突然の名だし。おそらく火曜日に自分の名前が出たから、出せたのかなと思う。

やんわりと、なんとなく、こういう関係性で今後も進んでいくのかな、と思った。


だとしたら、


うちのエースは大丈夫かな、と思った。



置き去りになんてはしていかないだろうけど、彼の気持ちに寄り添ってあげられる人はいるのかな。メンバーは仲が良いし、とても優しいから大丈夫だと信じていたいけど、いつかの自担が言っていたように、また一人で抱え込んでしまわないか心配だ。この心配が余計な気持ちであればいいのだけれど。むしろ余計であってほしいと思う。



『圭人』の名前が出ているときも、この話題になったときも、山田さんは笑わなかった。もちろん、話題にも参加しなかった。



山田涼介、というのは、良くも悪くもめちゃくちゃわかりやすい人間で、それが彼のおもしろいところであり、魅力の一つだ。

ステージ上だけの彼を求めていると、ギャップで苦しむことがあるかもしれない。

チャットで死ぬほど『山田くんしゃべって』といわれていたけど、そもそも彼はあまりしゃべるタイプではない。彼が素でいられる場所の一つをオタクが壊さないであげてほしいと思うけど、これもオタクに見られている仕事なので、話してほしいという気持ちが間違っているわけでもないんだけどね。あまりそういう風に言われるのは得意なタイプではないからなあと、古参アピしてんのかと思われるようなことを文字で並べてみる(笑)。


彼がまた2年半前と同じように、圭人の話をすることができたときが、この心配をぬぐえるときなので、時間がかかることなのはわかっているから、当人同士で分かり合えたらいいな、と思う。別に分かり合えなくてもいい、仲直りして、なんて言わないから、山田さんがいつか圭人の活躍を認めることができて、あの時は苦しかったけど圭人を送り出してよかった、と思える未来が来るように願ってる。


山田さんがわかりやすいだけで、ほかのメンバーにもそういった気持ちの人がいるのかもしれない。

そりゃ、離れている期間があれど15年間も一緒にいたんだ。家族よりも長い時間一緒に過ごしてきたんだ。どんな思いで活動してきたかなんてずっとみてたんだからわかるよ。苦しい時もしんどい時も、もう辞めたいって時も、楽しい時間も、全部一緒に過ごしてたんだ。簡単に「脱退します」「はい、そうですか」なんて言えるほうがどうかと思うよ。


そう思うと、まだ一か月しか経っていないのに、気持ちの整理がついていない人もいる中で、この気持ちを否定するかのような言葉だけは使いたくないなとわたしは思う。わたしが未だに山田さん側の気持ちだから思えることなのかもしれないけれど、メンバー一人でもまだ納得できていない様子がみられるうちは、どうか、現実を受け入れることだけがすべてではないと思いたい。まだ受け入れられていない自分の感情を責めないであげてほしい。その感情は決して無駄なものではないし、決断を受け入れたメンバーが悪いわけでもないんだ。それぞれの愛の形で、彼にエールという愛を伝えているだけだと思うから。ゆっくりでいい。時間がかかって当然だから無理しないでほしい。





古参オタクは面倒だ。

長く応援している愛ゆえに複雑な感情を抱いてしまう。

だけど、それが彼らの支えになるときもあると信じて。






がんばれ、Hey!Say!JUMP。






P.S.

週末の照カミ生配信最高に楽しみだ。
告知する自担の瞳が最高にキラキラしてた。
あの笑顔を全力で死守したい。



自担が悲しくてつらい思いをして泣く姿はもう見たくないから、
どんな形であれ自担が全力で【今が幸せ!】と言ってくれるなら、
わたしはそれでいいんだ。そうでいてほしいんだ。


これがわたしの全自担に捧ぐ最大の愛の言葉です(重)。





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