タバコ屋のおばあちゃんとチャンピオンズカップと僕
僕の勤務先はオフィス街にあるんだが、言うほどお昼を食べるところがない。
飲み屋はいっぱいあるんだけど。
それでも10年前はそこそこあったんだけど、昨今ワンコインで食べられるところはおろかランチ自体食べられるところが少なくなったもんだ。特にこういうので良いんだよ系の昭和感感じる食堂が主人の高齢により閉店になった時は悲しみに暮れたもんだ。
流行ってたCoCo壱も無くなったし、美味しいうどん屋は街の再開発で移転したりとたった数年で満足のいくランチが楽しめなくなった。
ランチ辞めて夜の営業に徹するところもあり、最近ではランチのお店争奪戦を繰り広げることになる。
なのでお昼休みのスタートダッシュがキまらなければランチ難民になること必至。不本意な昼食になる羽目になるので12:00のチャイムにはクイックレスポンスになりがちだ。
そんなこんなである日、お昼になったので目的の蕎麦屋に向かってたのだが、丁度タバコが切れたタイミングで昔ながらのタバコ屋さんが目に付いたので買おうと思い店を覗いた。ちなみにそこで買ったことは無かった。
中にはおばあちゃんがいて、銘柄を言ってお金を払うとおばあちゃんが言った。
「お兄さん、イケメンだからサービスするわ」
と、ライターをくれた。
おばあちゃんはニコニコして、ちょっと照れたような感じでライターをわたしてくれた。
前回のnoteでも話した通りワイはイケメンとは対局に存在する生物で、なおかつその頃はめちゃくちゃ太ってたので「??」という感情でいっぱいになった。
どのくらい太ってたかと言うとダイエット後に同僚から言われたのは「ぶどうさん、痩せた今だから言いますけどずっとタヌキみたいだなと思ってました」って言われるくらいに太ってた。
痩せたからと言ってタヌキに似てるとか言わんでええやろ、悪口やんけ、そこそこ仲良くやってたやんって今言うなやと怒りしか感じないので割愛しよう。
まぁ不思議な感情を抱きながら有難くライターを頂いたのだが一番不思議だったのは後にも先にもそのタバコ屋は二度と開店していることを見たことがないということだ。
その日だけのアウターゾーン。
そんな中でチャンピオンズカップの予想をします。
スレイマンが来たらいいなと思いました。