「もっと写真が楽しくなる!『映え』る写真講座」活動レポート!(大川わっかもん講座)
こんにちは、大川市文化センターです。
今回は、9月17日(土)に行われた「もっと写真が楽しくなる!『映え』る写真講座」の様子をお届けします!
今や私たちの日常に欠かせない「写真」
スマートフォンの普及により、今や多くの人が写真に親しむようになった昨今。今や仕事でもプライベートでも必要不可欠になった写真を、学んでみたい人は多いのではないでしょうか。実は、大川市職員を対象とした「講座づくりアンケート」でも、もっとも関心を寄せられたのが「写真」だったのです。
よって私たちは、大川わっかもん講座の第3弾のテーマに「写真」を選ぶことにしました。
講師を快く引き受けてくださったのは、写心家・山路和彦先生。普段はカメラメーカーに勤務する傍ら、プロカメラマンとして各地でセミナーなどを行われています。なんと、今年の大川総合美術展の写真部門で審査員をされており、大川市ともゆかりのある方なんです。
強力な助っ人・Sさん現る!丸庄ショールームさんとの出逢い
打ち合わせを重ねていった結果、スマホ・コンパクトカメラ向けのコース、レンズ交換式カメラ向けのコースをそれぞれ開講することになりました。それはつまり、担当にとっては初めての“一日ぶっ通し講座”が決まった瞬間でもあったのです。「一日通しの講座って、できるのかなぁ」と不安に感じていた担当でしたが、強力な助っ人・Sさんの登場により大きく救われます。
大川文化協会の写真部で活躍されているSさん。写真やカメラについて、何の知識もない担当にたくさんのアドバイスをしてくださいました。
「撮影場所は…文化センターの中庭だと撮るものが少ないかも」
「思い切って、大学とか高校の写真部に声かけてみんね!」
「家具屋さんのショールームで撮影するのがよかっちゃなかと?大川のPRにもなるばい」
・・・などなど、具体的な打開策から細かい準備にいたるまで、何度も背中を押していただきました。そんな頼もしいSさんの提案により、なんと!大川の家具ブランド・丸庄(株)さまのショールームで撮影させていただけることになったのです!
挨拶とともにショールームを見学させていただきましたが、素晴らしい空間でした。(仕事で来ているのも忘れ、)意匠をこらされたこだわりのデザインや、職人の息遣いを感じる細かな作りなど、スタッフの方に丁寧に解説していただきました。市の職員ではありますが、改めて大川の良さを感じることができる、素敵な時間となりました。
開講!『映え』る写真講座
迎えた本番当日。予定通り、受講生がぞろぞろと集まってきました。午前の部は圧倒的に女性が多く、「映える写真」への強い関心が感じられます。来られた方から前の席へと座り、山路先生との写真トークを弾ませながら、いよいよ開講のお時間です。
座学の時間では、まず初めに基礎中の基礎である撮影のコツを学びます。露出や構図、小技のきかせ方などについて理解を深めたあと、いよいよ丸庄(MARUSHO)さんのショールームでの撮影タイムです。
最初は「なにを撮れば…」と固まっていた受講生の皆さん。ですが次第に、それぞれが撮りたいものへとカメラを向けていきます。「あそこ撮りたい!」「あ、すごい。よく撮れてる気がする!」という声がちらほらと聞こえてきます。首をかしげる受講生に「この場合はね、ここを…」と教える先生の姿も見られました。午前の部はあっという間に終わり、大盛り上がりのうちに閉講しました。
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お次は午後の部です。レンズ交換式カメラを持っている方が対象ということもあり、皆さん一様に手荷物が多く、歴戦の戦士の風格を感じさせます。席に座るや否や、受講生同士でカメラトークを弾ませていて、午前の部とは異なる雰囲気で面白く感じました。
午後の部の座学では、最初から本格的な内容でスタートしました。いい写真を撮るためには、どんなことを気にかければいいのか。基本の知識から、実際のカメラの動かし方にいたるまでを丁寧に押さえていきます。
待ちに待った撮影タイム。流石というべきでしょうか、カメラに慣れている皆さんは、目に留まったものを思い思いに撮影していきます。具体的に質問したい受講生が多かったようで、山路先生の隣には途切れることなく質問をする受講生の姿がありました。時には山路先生が実際に撮ってみせ、受講生に説明する様子がみられました。あっという間に1時間がすぎていきます。
撮影タイムが終わると、会場に戻り講評タイムが始まります。実際に受講生が撮ったものをスクリーンに映しながら、撮影の意図を聞いたりアドバイスをしたりする場です。午後の部も大盛況のうちに無事閉講することができました。
おわりに
いかがだったでしょうか。大川わっかもん講座の第3弾は、「もっと写真が楽しくなる!『映え』る写真講座」を開講しました。今回の写真講座では、“大川市のPR”、“まちづくり”という視点を新たに持つことができたのも大きな収穫の一つでした。
アンケートだけに頼らず、受講生に直接話をきいてみると面白い発見が多くありました。来年度はもっと広報に重きを置いて、大川市内外のかたに「こんなのやってるんだ」と知ってもらうところから頑張っていきます。
今回、快く講師を引き受けてくださった山路和彦先生、誠にありがとうございました!そして受講してくださった皆様、本当にありがとうございました!大川わっかもん講座はまだまだこれから。来年度もよろしくお願いいたします。
大川市文化センター職員 福山
追記エピソード
本題からは外れますが、嬉しかったエピソードを紹介します。
開講よりもかなり早い時間に、ある女性の方が受付に来られました。「早いですね!」と声をかけると「実はね、これを先生にみてほしくて…」と取り出しだのは、分厚いクリアポケットファイル2冊。開いてみると、なんと夕陽や昇開橋、青空や花畑といった美しい写真の数々が収められていました。
山路先生、私、Sさん、女性の方の4人で囲んで見ながら、「なるほど」「あーこれは良いですね」と語り合う時間は、担当にとって大変いい思い出となりました。
「ずっとこの日を楽しみにしていました!」と言ってもらえるように、講座内容を充実させ、広報にも力を入れていきたいと思います。