「おやこで楽しむ!切り絵でオリジナルパッケージづくり」活動レポート!
こんにちは、大川市文化センターです。大川わっかもん講座も2年目になり、時の流れの早さを感じます。
それでは早速、7月23日(日)に行われた「おやこで楽しむ!切り絵でオリジナルパッケージ作り」の様子をお届けします!
日常をステキに彩る、ラッピングの世界
ラッピング。その言葉を聞いて、どんなことを思い浮かべるでしょうか。
例えば、大切な誰かにプレゼントをしたいとき。お世話になっているひとに感謝を伝えたいとき。そんなとき、力を貸してくれるのがラッピングです。
もらった人の心を弾ませる不思議な魅力を持った「ラッピング」を、今回講座のテーマに選ぶことにしました。
「文化センターさんにね、紹介したい講師がおるとよ!」
そういってご紹介して頂いたのが、ギフト・ラッピングコーディネーター講師の辻川芳影(つじかわ よしえ)先生。(※辻の字は辻󠄀が正式です。)
ラッピングだけでなく、アロマテラピーやペーパークイリングなど…幅広いジャンルでご活躍されています。大川市でもたくさんの講座を開催されている辻川先生と、お会いすることにしました。
驚くべきことに、大川市ふれあいの家で「小学生100人を対象にしたクリスマスラッピング講座」を開催したことがあるんだとか……!
多くても30人くらいの講座しか運営したことのない担当にとっては、予想もつかないスケールです。
子どもたちに届け!魅力が伝わるチラシ作り
打合せを重ねていき、講座の内容をどんどん膨らませていきます。
「子どもたちは、はさみを使って切るのが好きだと思う」
「平らな厚紙が立体のパッケージBOXに変身したら楽しいですよね」
「じゃあ色は、明るい黄色と、スカイブルーの2色にしましょう!」
(有難いことに)担当のアイデアも取り入れてもらいながら、講座のかたちを詰めていきました。
中でも、かなり苦労したのがチラシ作りです。
子どもたちにパッと講座の魅力が伝わるようなチラシを作る必要がありました。昨年の「キッズダンスワークショップ」のチラシはクールなイメージで作りましたが、子どもたちにしっかりと魅力が伝わるデザインとは言えませんでした。
反省を活かし、奮闘した結果が…こちら!
「平らな紙を組み立てるとパッケージができる」という面白さを全面に押し出してみました。よく見ると講師紹介の飾り線が、ハサミの切れ込み線だったりします。
持ち帰ったチラシを保護者の皆さんと一緒に見ながら「へーこんなのあるんだ。いってみる?」「いきたい!」といった会話に繋げられたら…という気持ちで作りました。
期待半分、不安半分。担当は祈るような気持ちで小学校にチラシを配ります。すると…凄まじいスピードで見事定員に達しました!!少しでも子どもたちや保護者の方に伝わるチラシづくりができていたかなと、ようやく安心することができました。
さて、お次はお待ちかね!講座の様子をお届けします!
開講!「オリジナルパッケージ作り」
まずはパッケージを組み立ててみよう!
迎えた本番当日。子どもたちとその保護者の皆さんが集まってきました。
たった2時間、されど2時間。どうなることかとドキドキしながら、ついに講座が始まります!
辻川先生の説明のあと、まずパッケージ用の厚紙を、切り取り線にしたがって切っていきます。切るところがずれてしまうと、パッケージは組み立てられません。保護者の皆さんと一緒に確かめながら切ったり、注意しながら切ったりする子どもたち。
次は切ったあとのパッケージを谷折り線にしたがって折っていきます。ここで、長い定規の出番です!
定規を使いながら折っていくことで、仕上がりがすごくキレイになるんだとか。まっすぐに折れたら、ボタンを通すための穴を先生に開けてもらいます。
大苦戦?だけど楽しい! 切り絵にチャレンジ
さて、次はいよいよ切り絵に挑戦です。子どもたちからは、戸惑いの声が聞こえてきました。
「あれ?わからん」「うまく柄にならん……」「うわ、ちぎれたー!」
切り絵の例を見ながらえんぴつで線を引いたり、はさみで切ってみたり…。でも思うような柄にはなりません。
ここですかさず、保護者の皆さんが大活躍!
「ちょっと書くけん。これ切ってみて」「そこじゃなくて、こう……あ、そうそう!上手」
子どもたちをサポートしながら一緒に切り絵づくりに向き合います。
次第に、「できたー!」「すげぇ!」「かわいい、これにする」といった声に変わっていきました。
納得のいく切り絵が作れるようになったら、パッケージに貼る位置をきめていきます。ここで私や先生にとって驚きだったのが、子どもたちの貼り方です。
枠内に収めるように貼る子もいれば、あえてはみ出すように貼る子がいたり。千切れた切り絵を使ってみる子もいれば、別の形の切り絵を重ねて貼る子もいました。子どもたちの柔軟な発想で作られていくパッケージが、どんどん華やかになっていきます。
最後はボタン付け
切り絵を貼り、パッケージを組み立てたあとは、いよいよボタン付けです。
丸くて厚みのある木製ボタンは、まる・うさぎ・りすなどいろいろな種類があります。先生の分かりやすい説明を受けながら、針金を穴に通してボタンを付けていきます。所々から「できた」「先生、見て~!」という声があがりました。これでオリジナルパッケージが完成です!
超簡単!ペーパーバックアレンジ
講座も終盤にさしかかる頃、ペーパーバックを使った2種類のアレンジを学びました。
簡単な工夫をするだけでころんと可愛らしいテトラ型になったり、口部分が左右に分かれてふんわり華やかなアレンジができました!
これには子どもたち以上に、保護者の皆さんの方が「かわいい~!」と喜ばれていましたよ。
先生の声かけもあり、みんなで作ったパッケージを並べてみることに。その写真が…こちら!
子どもたちの個性がキラリと光る、世界に1つだけのオリジナルパッケージが完成しました!!
ふた部分だけでなく側面にも注目すると、ここにもしっかりとデザインがなされています。実はこの中には保護者の方の作品も含まれていて、出来上がったパッケージは23個にもなりました!
おわりに
いかがだったでしょうか。今年の大川わっかもん講座の第1弾は「おやこで楽しむ!切り絵でオリジナルパッケージ作り」の様子をお届けしました。
今回、はじめて子どもと保護者が一緒に楽しめる講座を企画しました。アンケートの結果、ほとんどの方にご満足いただけたようで、心から嬉しく思います。講座をするたびに反省点や発見が見つかるので、やりがいを感じました。
今回、快く講師を引き受けてくださった辻川先生、ありがとうございました!
そして受講してくださった皆様、本当にありがとうございました!
もっといろいろな方々が楽しく学んだり、タメになったりする講座を企画できるよう頑張りますので、そのときはまた、文化センターに遊びに来てくださいね。
大川市文化センター職員 福山
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