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「現代俳句」2023年11月号を読む。
「現代俳句」を読む時に、感銘句に印をつけている。
そのうち、特に面白かった感銘句を勉強のために紹介したい。
列島春秋(6〜8ページ)
螺旋階段ゆっくりついてくる寒さ
石川美智子
作品10句(12〜14ページ)
赤蜻蛉群れてニアミスなどないか
吹野仁子
「翌檜篇」(43、44ページ)
座布団も脱皮したがる暑さかな
初霜若葉
第15回現代俳句の風(50〜57ページ)
死語あらば新語生るる文化の日
西浦めぐみ
秋夕焼何故を忘れてなる大人
石川夏山
追伸に本音を入れる今日の月
佐藤七重
天の川どんな魚が釣れますか
山下遊児
ジャングルジム月の光の檻のごと
波多洋子
図書館俳句ポスト(61、62ページ)
八月の棚に工作増えにけり
越智益美
花火師の空三十秒の心意気
寺井むつ
感想
楽しい比喩や作者の発見の句が目に付いた。
なおかつ季語をきちんと活かしていて、俳句表現ならではの難しさと楽しさを鑑賞していて感じた。
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