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ゆめいるか書房
2023年6月28日 12:00
私の第一歌集です。前書き今まで色々な歌集を紹介してきたが、自分の歌集の紹介は避けてきた。自分の歌集の紹介は、自分の過去と向き合うことになるので、なんだか照れる。自分の歌集だからといって、甘い文章になるのも心配だった。そんな感じでグダグダと先延ばしにしていたが、「グダグダしている暇があったら、行動した方が早くないか」と思い、今に至る。自選五首冷凍のお弁当用のトンカ
2023年6月18日 12:00
『トビウオが飛ぶとき』を読んだ。色々と見どころのある一冊なので、紹介したい。【本の概要】この歌集には「舞いあがれ!」アンソロジーのサブタイトルがある。NHKの朝ドラ「舞いあがれ!」の登場人物には短歌を詠む人が多かった。何とこの歌集はそれぞれの登場人物の短歌作品のアンソロジー歌集となっている。人物名と役どころの紹介文も添えられている。編集者のリューの本名が分かる、
2023年6月14日 12:00
大塚亜希氏の歌集『レインドロップ』を読んだ。書影本としての紹介華やかな表紙から、ほんわかした内容かと思いきや、良いことばかりではなく、人生の起伏がある。五首選何気ない光景から、通行人それぞれの個性を感じている。傘をさそうかさすまいか微妙な降り具合の雨の時は、傘をさす人とささない人が分かれる。その判断の違いを「処世術」とした面白さ。風景の捉え方が面白い一首。す
2023年6月5日 12:00
『菫橋』竹井紫乙著を読んだ。不思議な川柳が多い句集。その不思議さは表紙のイラストからも伝わってくる。作者本人が作中主体と思われる句以外に、姉、妹、フランケンシュタイン、他人など色々登場する。五句選えれがんすのひらがな表記が、カタカナで書くよりも意味深。「がんす」の部分のせいか、語尾の「〜でがんす」と空見した。ぼったくり移動遊園地に憤るでもなく行きたいというズレ。