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僕にとって優勝とは何か

先日、バッファロー吾郎A先生が主催する『Funny A(第6期)』大喜利発表会というライブがありまして。
私・奥山ツンヂが、優勝させて頂きました!!

ライブ後の集合写真


この「Funny A」「大喜利発表会」とは何ぞやという方へ。過去記事で触れてますので、ご参照ください。
先日僕が優勝したのは第6期ですが、第2期のときに書いた記事です。
↓ ↓


先日の優勝については、単に優勝が嬉しいというだけでなく、いろんな思いがあります。
何から述べていいのか整理がつかないぐらいで、稚拙な文章になるかもしれませんが、よろしくお願いします。


まず今回に関しては、大喜利ワークショップを共に過ごした受講生の何人かが、僕にあたたかい声援を送ってくれてまして。

「私は奥山さんを応援してるんで。」
「今回は奥山さんが優勝するんじゃないかと思ってる。」
「この間のワークショップでのツンヂさんの大喜利、すごいおもしろかった。」

などと、ライブの本番前や本番中の合間の時間に言われまして。
今までの0期~5期ではそんなふうに言われたことはなく、今回はなぜだろうと不思議な思いがしましたが。
それと同時に、期待してくれてる人達を結果でもって笑顔にしたいなという思いが沸き上がり、決勝戦前には自分の中で、もう一段階気持ちを引き締めよう、集中力を高めようという思いにかられました。

なので、今回優勝させてもらえたのは、仲間の受講生の声援が僕の背中をおしてくれたことが非常に大きかったです。

決して僕の実力が頭一つ抜けてたなんてことはありません。
MCのお二方(バッファロー吾郎A先生&しずる村上さん)も、僕の一言をいい感じに拾ってくれたりとか、そういった運とか風をなんとかつかめた結果かなと感じています。



ここからは、バッファロー吾郎A先生とのことを述べていきます。

Funny Aの大喜利ワークショップは2019年から始まったんですが、僕とA先生との出会いは、そのもう一つ前になります。
2016年からA先生が主催してた『大喜利百個体組手』というライブで共演させて頂いたのが最初です。

『大喜利百個体組手』がどういうライブだったか説明しますと。
お客さんでA先生と大喜利がしたい人は、ライブ本番前に、自分の名前を書いた紙を抽選箱に入れておく。で、本番中にA先生が紙をひいて、名前が呼ばれた人は、客席から舞台へ移動し、しばしA先生と一緒に大喜利ができる。
そういうくだりがあったライブです。

で、その2016年のある日。
大喜利百個体組手にゲスト出演予定だった街裏ぴんくが「ライブ中、A先生と大喜利する相手を募集。プロアマ問わぬそうです!」とポスト(ツイート)してるのを目にしました。

僕は思いました。
「A先生と大喜利!?そんな贅沢な体験、希望したら実現するなんてことあるの??ほんとに希望していいのかな。。いや、ひょっとしたらこれも、街裏ぴんく特有の嘘ツイートの一つなんじゃないか!?」

これは現実なのかと目を疑った僕は、街裏ぴんくに、「ツイート見たけど、ほんとに希望していいもんなの?」と確認の連絡を入れました。

すると、彼はA先生にすぐ確認をとってくれて。
ほんとにOKということで、僕は当日会場に足を運び、“奥山ツンヂ”と書いた紙を箱に入れ。
そして、本番中にA先生の手でその紙がひかれ、僕の名前が呼ばれ、本当にA先生と一緒に大喜利をやることが実現したのです。
これが、A先生との最初の共演です。

それからというもの。
大喜利百個体組手が開催される度に、僕は毎回、抽選箱に自分の名前を書いた紙を入れに行きました。

案外、“自分の名前を書いた紙を入れる”という勇気が出ない人が多いようで、箱には大抵数枚の紙しか入っておらず。
ラッキーなことに、僕の名前が書かれた紙は、ライブの度にひかれることとなり、毎度A先生との大喜利が経験できました。

それだけでも充分すぎるぐらいありがたいことなんですが。
大喜利百個体組手がライブ回数を重ねるうちに、更に、とんでもなくありがたいことが起きました。

ライブの度に、僕の名前の紙がひかれるので、そのうち「またお前かい!」というノリになってきて。
しまいには、A先生が箱から紙をひいて、「奥山ツンヂ」と名前を読み上げただけで、お客さんが大笑いしてくれるようになったのです。

「またお前かい!」のノリを、舞台上の演者だけでなく、リピーターのお客さんも心の中で共有し、楽しんでくれるようになったことで起きた現象です。

こんな幸せな光景があるでしょうか。
全く無名の僕の名を呼んだだけで、笑いが起きてる。まだボケてもないのに。。

このお客さんを巻き込んでの楽しい空間作りは、まぎれもなく、バッファロー吾郎A先生とレギュラー出演されていたザ・ギース高佐さんのおかげです。
お二人の技術でもって、僕を絶妙にいい塩梅で扱ってくれたのです。

当時の僕は、大阪から東京に活動拠点をうつしたものの、2年以上経っても、まだ事務所に所属できていない時期で。
そんなど底辺の僕に、信じられないぐらいのいい思いをさせてくれました。
こんな例えでいいのかわかりませんが。なんというか、ホームレスにフランス料理を食べさせてくれたようなものです。

それ以来、いつか僕なりに、何らかの形で恩返しできたらいいなと思うようになりました。
恩返しといっても、僕なんかにできることなど何もないかもしれない。でも気持ちの上では、フランス料理のご恩を決して忘れずにいようと思いました。


そうして月日は流れ。
A先生手掛ける大喜利ワークショップ『Funny A』が始まりました。
A先生から授業として大喜利を学ばせてもらうだけでなく、発表会と称する大喜利バトルのライブも開催される。

僕は、勝手にこんなことを思い描きました。

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