夢追い人こそ効率のいい副業を
5.かつてはヘマばかりだった
僕は体力がないので、力仕事はなるべくやりたくない。
それに加えて、苦手な仕事ではとことんヘマをする。
かつてこんなことがあった。
引っ越しのアルバイト。
重い物を運びきれずに手を離してしまい、なんと僕はお客さんの大理石を割ってしまったのだ。
パシャーーン
大理石がアスファルトの上で綺麗に砕けたあの音は、今も耳に鮮明に残っている。
お客さんがお金持ちの中国人で、「それ捨てようと思ってたからいいよ」と言ってくれ、弁償はせずにすんだ。
が、バイト仲間からは当然白い目で見られた。
そらそうである。引っ越しのバイトでお客さんの大理石を割る、こんなひどい作業員を白い意外の何色の目で見よう。
私はアルバイト先でこんなヘマばかり。
苦手な力仕事では特にヘマが多くなる。
なので、例え高時給であっても、力仕事だけはしたくないという思いが強かった。
力仕事であれば、どこへいっても「パシャーーン」に匹敵するヘマをやらかす自信があったのだ。
後に、この仕事ができない大理石パシャーーン男が時給2000円を稼ぐようになることは、この時はまだ知る由もない。。
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