同郷の結束力、そして無償の愛
先日のこと。
僕の地元である福井県敦賀市の出身で、現在関東に住んでる人達で集まる、その名も『東京敦賀人会』という会合がありました。
地元の同級生にお声をかけてもらえて。
人望のない僕としては、普段声をかけてもらえる機会が激少ないんで、本当に感謝感謝です。
集まったのは同級生だけではないので、初対面の人がほとんどだったんですが。
僕がお笑い芸人をやってると知って、「みんなの前で芸したら?」と言ってくれた方がいて。
突然のことに僕が若干戸惑っていたら、その方がマイクを握り、
「敦賀出身でお笑い芸人の方がいまして。今日は準備がなくて芸の方はできないらしいんですが、挨拶だけして頂きます!」
とマイクを渡されて。
とりあえず僕は、「売れない芸人をやっておりまして」と簡単な挨拶だけさせてもらった。
すると。挨拶終わりに、何人もの方が名刺交換に僕のもとへすぐ来て頂けて。
コミュ力が低くて、あまり自分から話しかけられない僕にとっては、結果すごくありがたい状況になりました!
僕の背中をおすようにマイクを渡ししてくれた方に大感謝です。
行動力ある人って、運気を呼ぶもんだなぁと感心しましたね。
他人のエゴからくる行動力は、タチの悪い運気をもたらすケースもあるけども。
こういう純粋に僕のためにっていう行動力は、すこぶるいい運気をもたらしますね。
あと、おもしろかったのは。
僕の顔が、どうやら学年3つ上の兄の面影がすごくあるみたいで。
マイクでの挨拶直後に、兄の同級生の方にこう言われました。
「最初、おっく(兄のあだ名)かと思って。でもよく見たら雰囲気ちょっと違うから、あ、弟か!と思って。」
自分で思ってる以上に兄に似てるんだなと、再確認しました。
しかも。会合終わりに、兄の同級生の方3人と飲みにいったんですが。
そのうちの1人は飲んでる途中まで、僕のことをずっと兄と勘違いして喋ってたそうです(笑)
この日の感謝の思いや、楽しかったことをあげるとキリがないんですが。
結論、本当に参加できてよかったです。
同郷というつながりがあるだけで、不思議と、互いに無償の愛があふれてくる。
「みんな幸せになってほしいなぁ」と理屈抜きに思えてきて、とことん前向きな気持ちが充満した空間と化す。
思えば、都会のコンクリートジャングルの中で、しかも売れない芸人として過ごしていると、周囲のみんながみんな余裕がなくなり、誰もがメリット・デメリットばかりをしたたかに計算して過ごすのが日常になっていた。
そんな社会の中では、“無償の愛”などとかく忘れてしまいがちだが。
しかしこれこそが、本来の、人間としてのあるべき姿のような気がする。
みんなで幸せになって、みんなで喜びをわかちあいたい。
さあ、頑張ろうぜ。
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