少し不思議な話(夏 戦争に関する話)
こんにちは奥山さんと言います。
これは、心霊ではない、私が中学2年位ですから遠い昔に、授業中、桃屋のCMキャラクターによく似た顔立ちの、国語の先生が授業の合間に話してくれた、戦時中に先生の体験した話です。
ある日の夜、空襲があり隣り町が爆弾でやられたと聞いた若かりし頃の先生は、二階にあった自分の部屋の布団から飛び出し、その現場を見に行きました。
実際には爆弾ではなく、焼夷弾(「しょういだん」と読み、先生は、中にドロドロに溶けたアスファルトが入っていて、落ちると地上で中身が飛び散り、火が付くと周囲を火の海にする物だと言っていました。)が落とされたようであたりは火の海だったそうです。
その後、先生が自宅に帰り、さあ寝ようと階段を登り、二階の自分の部屋で見たのは、天井を突き破り、さっきまで先生が寝ていた布団に突き刺さった焼夷弾(不発弾)だったそうです。
先生が、自室で寝たままだら聞けなかった話です。
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