ちょっと不思議な話(一人ぼっちの暗い部屋)
こんにちは奥山さんと言います。
これはある芸能人さんのyoutubeに送った事のある話です。
昔、仕事を手伝って貰っていたEさんが、ある企業に出向で行っていた時に体験した話です。
Eさんは出向先が県外と言う事で、その企業の寮に入る事となりました。
その時期、その寮のある部屋で、自殺者がでました。
原因はわかりません。
それから1年後、新しいAさんと言う入寮者がやって来て、自殺者の出た部屋に入る事になりましたが、あえて誰もその部屋で起きた事は伝えませんでした。
Aさんは趣味で小説を書いている物静かな人でした。
少し経つとEさんは、たまたま部署が同じだったAさんとたまに世間話をする位の仲になっていました。
ある日、Eさんに、Aさんが「前に、◯◯さんと言う方があの部屋に居ませんでしたか?」と、声を掛けて来ました。
◯◯さんは、自殺した方の名前です。
Eさんが、なぜそんな事を聞くのか尋ねると、Aさんから夜になると自分の部屋に◯◯さんが現れて話をしてくると答えが返って来ました。
○○さんがしてくる話の内容は、自分は一人ぼっちの暗い部屋に居て、モニターの様な物に映し出される自分が生まれてから死ぬまでの映像を延々に繰り返し見せられる事。
それが辛く。一人でいるのがさびしい事。
自殺は、人殺しより罪深い事だと教えてられた。
と言うものでした。
そういうモノを見るのは繊細で才能豊かな人では?そんな人の書いた小説は面白いのではと思った私は、EさんにAさんの小説読まれました?と尋ねると「あんまり面白くなかったね。」と言っていました。