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多少の雨でも傘は差さない

頭痛は低気圧か睡眠不足かはたまたストレスか。
いやストレスになるほど勉強もしていないが。

こんなにつまらない日々があるだろうかというくらい、つまらない日々を過ごしている。今世紀稀に見るつまらなさである。コロナ禍の比ではない。
唯一の楽しみは毎日郵便受けを見ることくらい。

別に何も起きていないわけではない。
新しい場所にも行った。
高3の残り授業日は10日になった。

ただ、毎日に彩りがない。選択の機会がない。
放課後、塾の自習室に籠るor図書館or直帰くらいしか選択の機会がない。あとは全て受験に向けて最適化されている(しなければいけないと思っている)。

同輩には「受験やめたの?」と言われた。まあ、そう思われても仕方ない生活はしている。
さっきまで卒アル業者さんに送るメール書いてたし、昨日も麻報のミーティングに顔出してたし。
「1月から来ないんであとは任せた」と言ったら後輩が目を丸くしていた。何にも教えてあげられなくてすまんかった。最後iPadでひと盛り上がり生んだつもりだからそれで許してくれ。

受験はやめていないし志望校(受験校)も特に変更無しのつもりだが、なんとなくマインドは「戦うぞ‼️」から「ほどよく停戦できる落とし所はどこなんでしょうね」という方向に傾いている。こんなことを言ったら各方面から怒られそうだが、事実折り合いをつけられる終わり方を心のどこかで模索している。


頼むから学歴厨は滅んで欲しい。
受験に熱心なのは個人の自由だし、周りと励まし合って取り組んでいるのも良いことだと思う。
ただ、あたかも人の評価が現役/浪人、東大/それ以外で決まるかのような言い回しには心底うんざりする。この6年間何を学んできたんだ。視野が狭すぎる。
負け犬の遠吠えだと思われるならそれで結構だが、聞いているだけでかなりストレスを削られるのでその思いは心の中に留めておいて欲しい。そのまま心の中で育てて大学で披露してどん引かれてほしい。

*普段こういう話はしないのだが、
きょう複数の同輩に同調してそういう人の悪口を
言ってしまったので陰口にならないように
公開の場でも言っておこうと思う。
お目汚し失礼しました。




谷川俊太郎さんが亡くなったという記事が、朝日新聞の1面トップ記事になっていた。影響力のあった人だし、このニュースには僕も衝撃を受けたが、1人の著名人が亡くなったという記事がトップになるのは極めて珍しい。

俵万智さんが谷川さんについて「日本語の使い手」という表現をしていたが、ことばを仕事にする人というのはこんなにも人の心に残るものなのか、と改めて思った。

絵は「なまもの」としては簡単に広めることができない。
音楽も「なまもの」としては時と場所が限られる。
ことばは、「なまもの」として様々な人の手に届けられるし、所有することもできる。
素敵な仕事だな、と思った。


さっき、突然メガネのネジが外れてレンズが落ちた。落ちたとか言わないほうがいいのか。
仕方がないので夏前まで使っていたメガネをしている。度が下がって見えにくいはずなのに、割と見えてる。
テレビニュースの見出しの文字は見にくくなった。
見えない世界も、悪くないかもしれない。


カロリーメイトの新cmが1週間ほど前に公開されていた。

「一般受験に加え、推薦入試や総合型選抜(旧AO入試)など、多様化する受験形態。「長時間机に向かい、過去問を解く」といったこれまでの勉強スタイルも、今や当たり前ではなくなってきています。また受験形態によって試験日程が異なるため、勉強を始める時期や合格を手にするタイミングも人それぞれ。
本CMでは、親友の高校生3人が異なる受験形態に挑むため、それぞれの道を歩み始める中で、吹奏楽部で過ごした思い出や、仲間の楽器の音色に励まされながら、目標に向かって奮闘する姿を描いています。」

PR TIMES

実際、近年は半分以上の受験生が一般受験以外で進学している。(指定校推薦の評定を争うために普段の生活が侵されていることを除けば)いいことだと思う。そもそも一発勝負のペーパーテストで何かを正確に測れるという考えが雑。

まあ、僕は落ちたが。今年このcmを見てなんと皮肉なことだろう、とは思った。
それと、最終的には一般受験の受験生を応援するストーリーにはなっていたが、2月にあのcmを流すことを考えると、「他の方法で受かってる人はもう受かってる」という事実をまざまざと見せつけなくても、というのは若干気がかりだが、まあ受験生なんて全人口の1%もいないわけで。

あとは、受験会場が詰め詰めだったのもリアルだった。東進のチューターさんに「CMで見るほど広々としてないからね」と釘を刺されていたが、cmが進化していた。


この学年も残り授業10日になって、今まで一度も学校を正当な理由なく休んだり授業を抜け出したりしたことがないのは、人間として不健全なのではないかとここ数日思い始めた。誰かに誘われたら抜け出して遊んじゃうかもしれない。お誘い募集中です。


2週間ぶりに大学生チューターさんと面談した。
仕事とはいえ、こんな状態の自分にも頑張れと言ってくれていることはありがたかった。
この人のために合格しなきゃいけない、という気持ちが少しばかりある。



最初の写真はちょっと前に行った渋谷。ここまで読んでいただきありがとうございました。ここでの話はオフレコで。

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