事故調査報告書

概要

横浜市内にて発生した自転車単独事故(大きな物損・対人被害なし)

日時:令和3年8月6日 17時30分ごろ

場所:神奈川県 横浜市内某所

被害:自転車のサドル等への傷 運転者軽傷

処置:一般的な処置

二次被害:特になし

事故詳細

下り坂を自転車で走行中(ヘルメット未着用、車道、車の通行なし、車体異常なし、視界良好、並走者なし)、前方からの風で着用していたキャップが後方へ舞った。

舞ったことを認識した際、反射的にハンドルから両手を離す。キャップは地面に落下、ハンドル操作不能。バランスを崩し転倒。当然ハンドルは手の内にないため体は完全に投げ出される。

2~3m前方のアスファルト(当然車道)に、右肩をこすりつけるような形で着地。吹き飛んだ眼鏡を回収し、けがを確認する(内容は後述)。後続車が来ないこと、自転車が通常通り動くことを確認。

荷物を回収し、再度出発。30分後帰宅。

けがは、程度の重いところから順に
・右ひじ ・右肩 ・右ひざ ・左手擦り傷 ・右手擦り傷。
右半身に集中している。

腕時計/眼鏡/スマートフォンは損傷なし。

ハインリッヒの法則

ハインリッヒの法則(ハインリッヒのほうそく、Heinrich's law)は、労働災害における経験則の一つである。1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常(ヒヤリ・ハット)が存在するというもの。「ハインリッヒの災害トライアングル定理」または「傷害四角錐」とも呼ばれる。(Wikipediaより)

1の重大な事故:転倒事故

29の軽微な事故
01・予定を超えた外出(片道30分の予定が1時間に)
02・保護者への行先伝達不足
03・リュックではなく手提げを使用した
04・手提げをハンドル部分にぶら下げていた
05・手提げが度々車輪に巻き込まれ集中力を失っていた
06・持参した水分では足りず、途中で購入するまで水分不足になっていた
07・そもそも長距離の自転車移動に慣れていなかった
08・往路の上り坂で疲れていた
09・復路で想定外の雨があった(事故時はやんでいた)
10・復路は下り坂が多くスピードが出ていた
11・自転車で帽子をかぶっていた
12・反射的に「両手」を離した
13・その後すぐに気が付かずしばらく離したままだった
   …29個は思いつかなかった。300個も思いつくわけない。

最後に

まず、自転車に乗るときはヘルメットを着用すること。どんなに走り慣れた道でも、何がきっかけで事故が起こるかわからない(ヘルメットをかぶれば帽子が飛ぶこともない)。

そして、可能な限り「自転車で走る」以外に心配事をつくらないこと。今回は手提げバックが何度も巻き込まれるという要因があったため、かなり集中力を欠いていた。絶対にリュックのほうがいい。

今回は後ろから車が来ていなかったからよかったようなものの、もし車が走っていれば多重事故につながりかねない。翌日このnoteを書けるくらいのけがで済んだことは不幸中のwi-f………幸いである。

最後に帰宅後の話を少しだけ。

母親は、帰宅後しばらくは自転車は壊れていないか、巻き込んだ手提げは大丈夫か(実際手提げは真っ黒になり、小さな穴が開いていた)、ズボンに穴をあけてきたのか、などと僕自身の体より”モノ”についての質問が多かった。

しばらく手提げの汚れを洗った後、言われた。


「その傷を見るだけでこちらまで痛くなる」


みなさんには十分伝わっていると思うからこれ以上言葉を上書きすることは避けるが、

将来自分にもそういう風に思える人ができるんだろうな、と思う。

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