映画 『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ~ぼくが選ぶ未来 ~』を見て十二国記を思う
タイトルのままです。
先日話題の『羅小黒戦記』日本語吹き替え版を見てきました。
あらすじや考察等は公式サイトや各種ブログに譲るとして、この映画を見てどうしても思ってしまった。
『図南の翼』映画化してくれないかな、と…
十二国記シリーズ全作品となるとなかなかのボリュームで、読んでみたいけどちょっと腰が引けるなーと思っている方がもしいるのであれば、ぜひおすすめしたい『図南の翼』。いわばスピンオフで、これ1冊で完結するストーリー。(物語の前半で驚くほど暗ーい展開を続ける話も多い十二国記の中で、比較的読みやすい方だと思うし…)
さて、なぜ『羅小黒戦記』を見てこの話を思い浮かべたのかを考えてみたのだが、
●猫の妖精の男の子シャオヘイが旅をする中で、いろいろな妖精・人間の大人たちと出会い成長する『羅小黒戦記』
●裕福な家の末娘・珠晶が旅をする中で、いろいろな大人・妖魔と出会い成長する『図南の翼』
ストーリーから受ける印象は似てるとは言えないんだけど、要素は案外共通しているのかもしれない。
旅を通じた少年少女の成長、それをとりまく(決して支えるだけではなく、時には傷つけることもする)大人たちの関わり。
雄大な風景の中で繰り広げられる戦闘。
そしてどちらも、ただの弱い存在に見えた”こども”が、旅を経て成長し、大きな力を手にすることになる。
…きっと映画として映えると思うんだよなあ、『図南の翼』…。
いつかすばらしいクリエイターの方々によって映画化されることを心待ちにしています。