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おろろん変化球 Redmond単身赴任日記 Vol.5 ビーバーとの共存&ラッコサーファー

我が町レドモンドを流れるサマミッシュリバーにはビーバーが生息しています。
夜行性のビーバーを日中見かけた事は、この5年間で2-3回だと記憶しています。
ぱっと見は愛嬌のあるビーバーですが、その歯は鉄分を含み、大きな木も囓り倒してしまいます。ビーバーは自らの巣である、ダムを作る材料として木は囓り倒すのだと思っていましたが、主食である葉や木の皮を採集する為にも囓り倒す様です。
サマミッシュリバートレイルを自宅から走り始めるとすぐに、
ビーバーに倒された木々や、囓られ途中の木、そして囓られない様に保護されている木々を見る事が出来ます。下のファイルはレドモンドのビーバーです。
動画名がラッコになっちゃっていますけれども。

https://youtube.com/shorts/2Sv6ka2c3jE?si=DuFOZQA0iudd9YI6

危ないと思われ、バッサリ


囓られてしまった木が、川側に倒れるならまだしも、
トレイル側に倒れてしまっては危険であり、また通行の妨げになります。
そこで囓られてしまった木は、人工的に切断されている様です。
保護されている木は、囓られない様に金属製のマス目の大きい網の様なもので囲まれています。根っこから高さ1m程の金網です。このことから察するにビーバーの体長は約1m程ですから、ビーバーはリスの様に木に登って、逆さになって囓るという様なアクロバティックな事は出来ずに、四つ足で踏ん張って、
あるいは前肢を木に掛けて囓るというのが通常なのでしょう。
ビーバーと共存していくのも簡単では無い様です。
レドモンド市のご苦労が察せられます。
レドモンドは自然を大切にする町です。

これ以上齧られない様に保護完了しました


ビーバーと言えば、ラッコを連想してしまいます。
似ていると思いませんか?ラッコは川、ビーバーは海。
今ラッコで思い出した話があります。
友人がアラスカでサーフィンをやっていた時の話です。
そもそも「えっ、その場所でサーフィン出来るの?」っと思う様なアリューシャン半島の地域でのこと。僕も何度か仕事で行く場所です。
彼がその地域の初サーファーだったと今だに信じています
友人がパドリングで少し沖に行き、静寂な海の上、波を待っていた時の事。
何者かの視線を感じて、ふっと横を向いた時、結構近くにラッコがいて、じっと見つめていたとの事です。近くで見るラッコは思ったよりも大きく、このラッコが群れで襲い掛かって来たらと思うと、とても怖かったそうです。
ラッコにしてみれば、真っ黒いウエットスーツに身をまとい、なんだかでっかい板の上にうつ伏せになっている生き物はを見るのは、初めてだったのでしょう。
また友人は短髪で、人柄は優しく、その容貌も優しい感じで、なんとなくラッコに似ている気がしないことも。
ラッコにしてみれば「なんだが、凄い奴がこの海に来たな」と警戒していたのかも知れません。
いずれにしても、友人が無事で良かったです。
下のファイルはアラスカのラッコです。

ビーバーに戻りますが、今晩も寝ている間に、どこかでビーバーがカリカリと木を囓っているのかも知れないと思うと、少し不思議な感じがします。
最後になりますが、木にとっては迷惑な話だなと思います。
木にとってはまさに天敵ビーバーです。
自然とは厳しいものですね。

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