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孤独をあじわう

どれもたのしい。
けれど、ほんとうに今こころから望んだものではないかもしれない。そんなふうに感じるくらいならひとりでいよう。

と今は考えています。

年の瀬を迎え、いよいよ新年がすぐそこまできているという今日この頃。
あなたはどんな風に年末を、そして新年を迎えられますか?

わたしはたぶんひとりで過ごすことになるとおもいます。

去年は友人のお宅にお邪魔してクリスマスプレゼントの交換をしたり、数年ぶりに紅白を観たり、「あけましておめでとう」と口にしたり、一生懸命blogを書いたり、そして初詣に行ったり、海まで夕陽を観にいったり。
なんだかずっと憧れていた年越しを叶えていただきました。
誰かと過ごすことのあたたかさであったり、なんか知らなかった家庭の雰囲気みたいなものをつかの間味わわせていただいたようで、場違いだとおもいながらもとてもたのしかったです。

昨日の現場では、107歳の方を担当させていただきました。
今わたしが27歳なので、ちょうど80歳差。
立ち会いもなく故人さまとふたりで着せ替えを行いながら、本当にふしぎなお仕事だなぁとしみじみ感慨深いおもいにひたっておりました。
なんにも知らないわたしがその方の人生の最後にたずさわらせていただけるってものすごいこと。

80年後どころか翌年のことさえなんにもわからないけれど、ちゃんといまを感じていようっておもいました。
平気だっておもったり、突然泣き出したり。
ほんとはこの人といたいっておもったときもあったし、でも一人でいたくないからとだれかといたときもあった。
それらはよしあしじゃなくて、そうだったんだからそれでいい。

そしていまはうめあわせるくらいならひとりでいよう。
と、おもっている。
ほんとうの孤独なんて知る由もないけれど、今感じるさみしさだとかあせりもちゃんとあじわってみよう。
っておもいます。

みなさんは、どんな年の瀬を過ごされますか?

また、お目にかかれますように。

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Kao Tan
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