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仕事を辞めやて、駐在妻になることにしました

久しぶりの投稿になります。

5月に復職して、4ヶ月。とにかく走っていました。
本当に走っていたし、時間もあっという間に流れていました。

復職して1ヶ月頃、夫から「海外で働きたい」と言われました。夫はアメリカの大学を卒業しており、いつか海外で仕事をしたいとかねてから希望しており、英語も継続的に勉強していました。
私も結婚した当初は、20代で留学できなかった(しなかった)夢を諦めきれずいつか海外に住んでみたいと願っていたので、そんな夫の夢を応援していました。
披露宴の新郎新婦の自己紹介パンフレット?に、2人揃って『将来の夢は海外に住むこと!』と書いたりもしていました。

なんとなく状況が変わったのは、一人目の育休後に復職したあとから。
子どもを持つ前に比べて、俄然仕事が楽しくなったのです。時短という制限の中でも、勉強して知識をアップデートしたり、業務を工夫することで、仕事の質が上がったなぁと実感できたり、上司からそこそこ裁量のある仕事を託してもらったり、果てには上司から「次は管理者になってほしい」と言われて舞い上がっていました。この時にはもう海外に住むという夢よりも、今の仕事で、より多くの人が心身ともに健やかにいられるよう自分のできることを全うしたいという気持ちの方が優っていました。
そして二人目を出産し、育休から復職した時には「さぁ、こっからまたバリバリいくわよー!」という心持ちだったのです。

そんな矢先に、夫に海外転勤の打診が入りました。
夫は私の心境の変化は知らなかったので、私が喜んでくれると思っていたことでしょう。私の反応は、夫が期待したそれからかなりかけ離れたものだったと思います。開口一番に「私が仕事辞めるってこと?」と詰め寄りました。夫は仕事でチャンスを得て、さらに夢まで叶えるのに、私はいろんなことを諦めなければならない状況に悔しさしかありませんでした。
これまで自分の人生は自分で決めてきたのに、なんで夫の会社に私の人生握られなきゃならないんだと怒りすら感じました。

一方で、正直ずっと今の職場に安住するのはどうかとか、もっと子どもとの時間がほしいとか、読書や勉強をして自由に暮らしたいと心の隅でこっそり思っていたのも事実だし、自分はちっぽけで器の小さくてプライドと見栄の塊みたい人間だからこそ、仕事にしがみついているんだろうなぁとも思っていたので、これは何かしがらみから解放されて、新たな挑戦を楽しむチャンスでもあるんだろうなぁとも感じていました。

散々悩みましたが、一度きりの人生おもしろいことしよう!というのが決定打となり、家族での帯同を決めました。

帯同すると決めたあとは、現地で子育てしている方のブログを読み漁り、ドキドキワクワク興奮しています。
もちろん、心配なことは尽きませんし(コロナ、アジア人差別、テロ、犯罪、子どもが怪我や病気をしたら…など)、これこら膨大な量の事務手続きや引っ越し準備をこなさなきゃいけないのですが、たぶん3年なんてあっという間だと思うので、とことん楽しみたいと思います。

そして気がついたのですが、十数年前に就職で東北の田舎から東京に出てきた時の感覚ににているなぁと思ったりしています。あの時は、自分にとって東京なんてドラマの世界だと思っていたし、そんなところに住むなんて自分にできるのか不安でしたが、なんとかなりました。今回は大人になった分、よりスケールを拡大しての挑戦だと受け止めています。

がんばれ私、そして楽しめ!

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