日銀マイナス金利解除と家庭投資家が知るべき銀行株のチャンス
こんにちは
大倉金司郎です
今回の家庭投資では銀行株に注目した内容を記載していきます。
記事でまとめた時点でリアルタイムではない為に、株価はすでに
上昇していることもありますが考え方として参考になればと思います。
これらの銘柄があるだけで非常に悩ましいのですが、
本文中では、家庭投資的にいくつかに絞って解説していますのでご安心を。
動向を知る
金融市場は、日々変化する複雑な世界です。日銀のマイナス金利政策のような大きな動きは、多くの人にとって理解しづらいかもしれません。
小難しい金融システムや経済内容は、評論家や専門家もしくはメディアで取り上げられている記事に任せるとします。
しかし、このような政策が私たちの「家庭の財布」にどのような影響を与えるかを知ることは、投資を始める上で大切な第一歩です。
参考ニュース:Bloomberg
日銀の3月か4月のマイナス金利解除、一部の政府関係者が容認姿勢
日銀のマイナス金利政策とは?
マイナス金利政策を家計に例えると、銀行にお金を預けたのに利息ではなく手数料を取られるようなものです。家庭で考えれば、貯金しても少しずつ減っていくので、使ったほうがマシと考えるかもしれません。この政策の目的は、まさにその「使ってくれ」にあります。消費と投資を促して経済を活性化させようというわけです。
マイナス金利政策の解除が銀行株に与える影響
マイナス金利政策の解除は、スーパーマーケットでポイント還元率が上がるのに似ています。これまで貯めるより使った方が得だったお金が、再び貯金の価値を持ち始めるのです。銀行も同様に、お金を借りる人に対して高い利息を求められるようになり、収益性が向上します。これは、投資家にとって銀行株が魅力的に見える大きな理由です。
具体的な銀行株の選び方
3メガバンク
8306 三菱UFJフィナンシャル・グループ
8316 三井住友フィナンシャルグループ
8411 みずほフィナンシャルグループ
もう誰もが知るメガバンクです。
あれこれ悩まずに、王道とも言えるこちらに投資するのもありかなと
個人的な見解を持っています。
例:2024年3月7日の株価
8306 三菱UFJフィナンシャル・グループ 終値1,616円
単元株数が100株なので上記例だと
161,600円のお金の場所を移動することで、年間配当利回り2.51%である
4,056円の配当金を得られます。
※手数料や税金等は考えない計算
銀行預金の場合、161,000円を預けるとどれ程の利息になりますか?
計算するのはやめておきます、、、
つまり銀行預金するより利回りがいいと言うことです。
もちろん株式投資なので上にも下にも動きますが、お金の場所を移動することで銀行預金とは比べものにならない利息を得られます。
地方銀行とネット銀行の魅力
地方銀行は地域密着型のサービス、ネット銀行は効率的な運営が特徴です。地方の銀行は、地域経済の動向に注目することで、その地域に根差した成長機会を見つけることができます。
5831 しずおかフィナンシャルグループ
地銀最上位級の静岡銀行が中核、傘下に証券のマネックスグループ
3993PKSHA Technologyと資本業務提携
5844 京都フィナンシャルグループ
地銀上位、京都唯一の地銀で近畿一円、愛知、東京にも展開
任天堂、京セラなど地元大手企業を中心に保有株式の含み益はトップ級
7180 九州フィナンシャルグループ
本社は鹿児島だが機能上の本社は熊本となる
TSMC進出を契機に半導体産業の需要開拓
5838 楽天銀行
楽天ユーザー顧客が強み、口座数や預金残高でネット銀行最大
銀行機能と楽天グループサービスの親和性Baasビジネスも展開
日本には魅力あるエリアがたくさんありますからね。
特に、京都はインバウンドを中心とした観光業、オーバーツーリズムも
再加熱していて問題になっているほどです。
九州エリアは半導体メーカーTSMC初となる日本工場が熊本にて開所されました。第2工場や続く工場の建設計画も視野にあるそうです。
日本政府からの最大4760億円と言われる助成金もあります故、経済効果は
まだまだ大きいです。台湾のTSMCに関しては、豊富な水資源がある熊本にて、お得に工場が建設できたことになります。
そのように魅力的で世界にも注目されるエリアがあるので
銀行としても
・融資と金利受け取り
・事業継承
・M&A仲介
など業績を期待できる流れになると思います。
ETFを利用した投資
個別の銘柄選択に迷ったら、銀行業全体に投資できるETFも一つの手段です。これは、複数の銀行株に分散投資する効果があります。
いわゆるバスケット買いです。たくさんの銀行株価に連動したETFになります。組込み銘柄などは以下のレポートにまとまっています。
ファンドの詳細レポート
ただし、ETFなので信託報酬など年間での維持費用がかかります。
配当利回りを計算しても今は個別株の方が機動性が高いと個人的に考えています。
まとめ:家庭投資家ガイド
日本銀行のマイナス金利政策解除は、投資の世界に新たな風を吹き込んでいます。この変化は特に銀行セクターに大きな影響を及ぼし、投資家にとっては新しい機会を提供しています。今回の記事では、この政策変更が銀行株価に及ぼす影響と、具体的に家庭投資家である我々がどのように行動に結びつけるのかを書きました。
マイナス金利政策解除の影響
マイナス金利政策の解除は、銀行がより高い利息を求められるようになり、収益性の向上を意味します。繰り返しますがこれは、家庭でいうところのスーパーマーケットでポイント還元率が上がることに似ており、消費者にとってより魅力的な買い物環境が整うことを意味します。銀行セクターにおいては、これが直接株価の上昇に繋がります。
投資家が注目すべきポイント
特に注目すべきは、PBR(株価純資産倍率)が1倍を下回る銀行です。これらの銀行は、東京証券取引所から経営改革を求められており、マイナス金利政策の解除がその改革への追い風となる可能性があります。経営の効率化や収益性の向上が見込まれるため、投資家にとって魅力的な選択肢となり得ます。
参照:東洋経済
投資初心者への行動指南
投資初心者は、まずは情報収集から始めることが大切です。最新の市場状況や銀行業界の動向を把握し、自分の資金計画に基づいて投資先を選定しましょう。メガバンク、地方銀行、ネット銀行、または銀行セクター全体に投資するETFなど、さまざまな選択肢があります。重要なのは、自分に合った投資戦略を立て、計画的に行動に移すことです。
つまり、座学だけで終わりにしないで、株取得への一歩を始めることです。
この記事を読んでいただいていることも大きな一歩です。ありがとうございます。
まとめ
日銀のマイナス金利政策の解除は、投資家にとって大きな転機です。この変化を理解し、適切な投資戦略を立てることが、資産を増やすための鍵となります。特に、PBR1倍割れの銀行に対する経営改革要請は、その銀行株に新たな価値を見出す機会を提供しています。投資の世界は複雑で不確実性が高いものですが、正しい知識と慎重な行動で、成功への道を歩むことができます。これから投資を始める人々にとって、この記事が貴重な第一歩となることを願っています。
ではまた!
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