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隣の芝生は青い

てれ ぱん

こめこさんの企画作品です

よしなにしてくださいな


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青いね、と君が言った。












確かに青いかもしれない



自分からしたら羨ましい



どうしたらそんな作品が出来るのかと



そんな風に描けるのかと



いくら時間をかけても



自分では生み出すことは出来ないと思う



けれど



君は言った



青いね、と



君から嫉妬をされた



自分の作品に



羨ましいと、言われた



自分は疑問に思った



どこに自分の作品に君が妬むところが



あるのかと



君の方が自分より秀でてるというのに



自分は君の作品が羨ましい












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私は青いね、と彼に言った



どうしたらそんな風に描けるの?



どうしたらそんな風に表現が出来るの?



その才能が



とても、とても羨ましい



私なんかじゃ到底届かない



彼の才能に嫉妬している



だから、言った



青いね、って



彼に嫉妬した



彼の作品が羨ましいと言った



彼の作品はわかる人にしかわからないと思う



それだけ圧倒的な差があると思う



これは描いている人にしかわからない



私もそんな風に描いてみたい



多分、彼の作品と私の作品は



ベクトルが違うのかもしれない



だからより青く見えるのかもしれない



けれど



それでも



私は彼の作品が羨ましい

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