嘘つきの代償
岡本姫奈さんで書きました
くろったんさんの企画作品でっす
よしなにしてくださいな
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''side ○○''
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ある日の昼休み
僕はふと前に幼馴染の姫奈に
言われた言葉を思い出した
姫奈
そんなんだから彼女いないんだよ笑
多分こんな感じのことを言われた気がする
何で曖昧なのかというと
言われた時に想像以上のダメージが来て
記憶が飛んだから
言われた直後は
お昼休みで周りにも人がいたこともあって
ごまかしたけど思いの外ダメージは大きかった
思い出すまで考えもしなかったけど
今となっては思い出すと
何か仕返しがしたくなった
仕返しと言っても姫奈に対して
ダメージを与えたいわけじゃない
少し言い返したいだけ
後日
早速僕は行動に移した
個人的な内容だし周りに誤解されても面倒だから
放課後一緒に帰る時にでも
さらっと伝えてみよう
そして
姫奈はいつも通り一緒に帰ろうと誘ってくる
帰り道
タイミングを見計らって話を恋愛系に変えた
○○
そういえば姫奈
前に僕のこと彼女いないって煽ったよね?
姫奈
そうだっけ?笑
○○
そうだよ僕は覚えてるよ
姫奈
ていうか何でそんなどうでもいいこと
急に言うの?
○○
どうでも良くないし……
そうそう僕、最近彼女ができたんだよ
嘘だ
ただ姫奈への仕返しのつもりで
そう言った
すると
姫奈
えっ!?嘘でしょ!?
と、想像以上に驚いてくれたから
調子に乗って僕は話を続けた
その選択がこの後
とんでもないことになるとは気づかずに……
○○
本当だよ
最近毎日が前よりも楽しい
姫奈
ちょっと姫奈もう帰る
寄るところあるから
○○
へ?何で急にもうちょっと話そうよ
姫奈
寄るところあるから
ばいばい
そう言って姫奈は
いつもの帰り道とは逆方向に走っていった
ここで気づく
調子に乗ってやりすぎたことを
その日はうまく寝付けず
寝たのは深夜二時くらいだったと思う
いつの間にか寝ていたようだ
遅く寝たのに早く起きてしまったからだろうか
体が重い
まぁ今日は休みだからゆっくりでも問題はない
やっとのおもいで目を少し開けると
知らない天井だった
けどどこか見覚えのある天井だ
姫奈の部屋だ
びっくりしていると
僕が起きたことに気がついたのだろうか
この部屋に僕を運んできたであろう人物が
何か話しかけてきた
ーー
____が悪いんだよ、私の気も知らないで
そう言っていた
わけがわからず考えていると1つの考えに至った
○○
(そうだ、これは夢だそうに違いない)
しかしその考えは一瞬にして消えた
理由は手足に痛みを感じたから
そのせいで現実だと認めざるを得なくなった
僕をこんな風にしたのは一体誰なんだ?
さっきの声を思い出す
さっきの声の主
そしてここに僕を縛ったのは姫奈だ
答え合わせも兼ねて横を向いた
やはりそこには姫奈がいた
○○
えっと、この状況どういうこと姫奈?
姫奈
○○が悪いんだよ
私がどれだけ○○のことが好きで
愛してるかも知らないのに
勝手に彼女なんか作るんだもん
姫奈の目には生気がない
姫奈
ねえ、○○なんで?
なんで私以外の人のことを好きになっちゃうの?
○○
待って姫奈
彼女のことは嘘だよ
ちょっと仕返ししたかったんだ
落ち着いて
姫奈
本当に?本当に嘘なの?
○○
本当だって
姫奈
じゃ、じゃあ
さっき私が言ったことに対しての答えは?
○○
姫奈好きだよ
姫奈
ありがとっ//嬉しい////
良かった、助かったと思ったのも束の間
縄解いてほしい
と言おうとしたら
姫奈
でも○○嘘ついたから罰ね
そう言って姫奈が近づいて来て
自分に馬乗りになる
その瞬間腹部に激痛が走った
○○
あがっ!
痛みが走ったところを見ると
スタンガンを当てられていた
姫奈
もう○○は私のものなんだから
私以外のこと考えられないようにしてあげる♡
そう言ってまたスタンガンを当ててくる
○○
姫奈もうやめ____うがぁっ!
姫奈
なんで?私のこと好きなんだよね
じゃあ受け入れてくれるよね?♡
だめだ
恐怖で声が出せない
そして姫奈の目がヤバい……マジだ
もう何を言っても通じない
姫奈
○○……私のこと好き?♡
○○
……うん
………好きダヨ……アイシテイルヨ……
:( ´◦ω◦`):ブルブル
____fin?