青い夏と初めて?のキス
天ちゃんです
こめこさんの企画作品です
よしなにしてくださいな
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たった今、私は初めてキスをした
余韻に浸っていると
彼が笑みを零していた
何が可笑しいの?
彼が口を開く
ねぇ覚えてる?
な、何が?
僕''たち''
これが初めてのキスじゃないよ
えっ
そんなの初耳だ
こんなに一緒に居たのに
幼馴染で
愛しい彼の知らないところなんて
ないはずなのに
私が彼の初めてじゃないなんて……
物凄く心の中がぐるぐるとしている
嬉しかったのが
突然、悲しみに覆われた
顔に出てたのか
また彼が笑みを零している
勘違いしてない?笑
えっ?
僕''たち''だよ?
ど、どういうこと?
彼が言うように僕''たち''なら
私が忘れるはずなんてない
そんな大切な瞬間を……
えー
覚えてないのー?笑
悲しいなぁ笑
ご、ごめん……(.. )シュン
うそうそ笑
まぁ僕もぼんやりだけだし笑
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確か物心ついた頃かな
僕が君にあげたお花
君は大事にしようとしていた
けれど
転けた拍子に潰してしまって
とても泣きじゃくっていた
その時
泣いていた君に
慰めるためにキスしたの
子供のくせにませてるよね笑
それで
その時、君はピタッと泣き止んで
今と全く同じように
君は放心してた
だから全く同じ反応で
変わってないなぁって笑
恥ずかしい
余韻に浸っていたのか
ニヤついてたとこまで一緒だったよ笑
に、ニヤついてなんかいないしっ💦
嘘つくならもうしないよ?笑
えっ、いやだ💦
そんなに僕としたいの?笑
あ、違っ……
ち、違くも……ない……けどっ……
ちゃんと正直に言って?
……うぅ……
……したい……です……
何をしたいの?笑
意地悪っ
ちゃんと言わないとしないよ?笑
うぅっ……
私は貴方とキスがしたいの!!!
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色んな意味で顔から火が出そうなくらい熱い
2度目……じゃなかった
3度目の嬉しさと恥ずかしさで
心と心臓が耐えられない
余韻浸りたかったけど
さっき言われた手前
変に意識してしまう
顔が赤いのはこの青い夏の暑さのせいにしよう