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電動アシスト折りたたみ自転車で雪道走行にチャレンジしてみた

電動アシスト折りたたみ自転車 FLYFISHを購入した時に、行ってみたい所、やってみたいコトを、色々と考えていました。
そのひとつが、雪道での走行です。
普通の自転車では、雪道では、乗るのを諦めるのが、当り前ですよね。
それが、極太タイヤ、サスペンション、電動アシストがあることで、走行できるとのうたい文句。



とは言いながらも、そもそも4WDの自動車でも、雪道での性能には限界があるので、4輪と2輪との違いもあるし、タイヤ幅で決まる接地面積も狭いので、自転車の限界は、かなり低そうと予想できます。

一言で雪道と言っても、新雪、圧雪、シャーベット状態、表面だけ溶けていたり、ワダチ、キャタピラ跡、アイスバーンやミラーバーン、等々と多種多様な雪道があります。
そこに坂道の傾斜も合わせると、路面の状態は数えるとこができないくらいです。
1日で全てを体験することは、できないのですが、まずは雪道走行の初体験をして、自分の身体と五感で味わってみることです。
okupは、その昔に、ジェットスキーやら、スノーモービル、ホバークラフトを運転したこともあります。
好奇心が旺盛でして、どのような乗物が、どのような乗り味になるのか、みたいなコトに、とても興味があるんです。

今回、テストを行う場所に選んだのは、やぶはら高原。

やぶはら高原スキー場は、okup の好きなスキー場のひとつで、これまでにスキーやスノーボードで、何十回と訪れてきました。

やぶはら高原スキー場に到着し、スキー客が駐車しているスキー場の脇の川沿いの道を、どんどんと奥まで行き、車を駐車しました。
車から降り立つと、スケート場かと思うほどのアイスバーン。
山歩き用のブーツを履いていたのですが、全くグリップせずに、ツルっツル!
いきなりココは無理だと諦めて、奥がどうなっているのか確認するため、散歩してみました。

少し歩くと、スキー場のコース整備のための圧雪車やスノーマシンがあり、スタッフの事務所がありました。
スタッフ用の駐車場があり、ここまでは車で来れて、その先は、車は進入禁止となっています。
なるほど、そういうことかと、つぶやきながら、徒歩なので、更に奥に進む。
そこは10センチ程度の積雪で、誰かの足跡の凹を、丁寧にたどって進んでいきます。
無駄に体力を使わないための基本中の基本です。




少し進むと、スキー場のBGMが小さくなっていき、静寂の世界が近づいてきます。
しかし、大きなゲートがあり、一般人は進入禁止とのことでした。まあ、今回の目的は十分に果たせたと、つぶやきながら、引き返します。

徒歩で車まで戻り、コーヒーを沸かして一休み。
車を少し下の駐車場に移動させて、ようやく自転車での出発準備。
FLYFISH君と出かけることも、10回目くらいとなり、かなり手慣れてきた。



出発してすぐに、スキー場の周囲の道路から、スノーマシンがスキー場にアクセスする坂道を発見し、駄目モトで登ってみました。
坂道の傾斜は15度程度はあると思ったのですが、楽々登れてしまいました。
キャタピラーの跡が凹凸していて、適度にグリップが効いたのだと思います。



いきなり今回の目標を、ほぼほぼクリアしてしまい、逆に怖くなってしまいましたが、さらに散策を続けることにしました。



スキー場の周辺の道路は、何も問題なく走れたため、次は、スキー場の近くにある、こだまの森まで行ってみることにしました。



こだまの森の入口前まで到着して、一番の難所に遭遇しました。
日陰だからなのか、見事なアイスバーンの路面でして、前輪も後輪もスリップして、両足で支えていないと、転倒してしまいそうな状態です。



こだまの森が冬季休業中のため、道路の除雪をしていないのだろうと、つぶやきながら、限界を超えた場合の挙動を何度も確かめてみました。
電動アシストのトルクがかかっても、スリップしてしまえば、むなしく空転してしまうだけです。
自動車用タイヤでは、スパイクタイヤでもスタッドレスタイヤでもない、マッドアンドスノーのオフロード用タイヤといったところでしょう。

この道は諦めて、こだまの森の周辺をさらに散策することにしました。



こだまの森の奥には、白菜畑が広がっていて、たぶん収穫も終わって、人の姿は全く感じられませんでした。



okup が、こよなく愛する「 貸切状態 」というやつです。
場所によっては、牛ふんの香りは少しするのですが、景色はどこも絶景かなぁ~。



ところどころ日陰だったりして、雪が残っている場所で、FLYFISH君の挙動を確かめていきます。


わずかな登り斜面でも、スリップして登れないことも、しばしばありそうです。
薄っすらとした積雪では、その雪の下に、アイスバーンが隠れていることも、ありそうです。
パッと見ただけでは、見分けが付かず、滑ってしまってから、その原因を探すことになりそうです。

寒さのせいもあるのか、バッテリー残量が気になってきたため、車まで戻ることにしました。
バッテリー残量の表示が、残り1から3までバラツク場合が見かけられたので、多分2以上は残っていると思うが、高原での電欠のリスクは、避けたいものです。

今回は目標としていたモノに対して、十分過ぎる体験ができたと感じています。
やはり、自分の身体と五感で得た経験は、一番だと思います。




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