【ザンリーグ】大荒れ?大トップに隠れたもの【企業リーグ観戦記(8/21)】
複数の意味で荒れた企業リーグ第6戦でしたね
わたしは楽しく見てました
今回の記事は荒れる前のとある1局について掘り下げていこうと思います
衝撃の一打
開局。南家の藤原にこ選手が早々に花牌を3枚抜きました
他は誰も花牌を抜いておらず四花にも期待できるチャンスです
手牌だけでみると良いとは言い難いですが、一応1面子ありますし、役牌🀀も対子の二向聴です
愚形部分にもフォローがあり、アガリに結び付けることはできそうですね
藤原選手はここから打🀠
🀠?!
まずはなぜわたしが驚いたのか整理しておきます
現状のブロックを整理しましょう
🀀🀀役牌対子、🀐🀑🀒の索子で1面子は2ブロックとして固定して考えてよいでしょう
となると残りは3ブロックです
🀙🀙🀚🀜🀞🀞🀠🀑🀆から作っていくことになりますね
筒子がいっぱいあって難しくも見えますが
🀙🀙、🀚🀜、🀞🀞🀠
🀙🀙、🀚🀜🀞、🀞🀠
🀙🀙🀚、🀜🀞、🀞🀠
といった形でどう区切っても3ブロック作ることが可能になっています
全部愚形で苦しくも見えますが、筒子🀙🀛🀝🀞🀟の5種16牌が直接の有効牌です
更に言うと、愚形ばかりであるが故に有効牌を引いた後に残る愚形フォロー牌の意義が非常に大きいです
🀠切りは瞬間の🀟ロスだけではなく🀙🀛🀝引きなどの後にも🀟ロスが残り続けますし、なんなら聴牌した時にすら🀟引きを否定することになるので、相当損な打牌です
ただ、🀠切りの意図も一応想定はできる形ではあります
現状の手牌14枚だけを見ると、ドラ無し赤無し愚形残り4対子です
ドラ無しという要素から打点のために七対子を強く見て打🀠という可能性は大いにあり得ますね
面子手としての🀟ロスは受け入れつつ、七対子にした際に待ちとして有力な🀆を残していく進行です
ドラなしで引き気味に七対子進行をするのは赤無しルールなどでよく見られる光景です
ただ、ドラ無しで高打点を狙うのであれば、🀒を切って最大で混一七対を狙っていく方が良さそうに見えます
手牌だけ見れば🀠は驚くほどではありません
ただ、この手はドラ3です
さらに言うと、四花という役満祝儀(10枚、素点50000点相当)になり得る手牌である以上はかなりアガリに直線的に手牌を進めていきたいはずです
たぶん、🀡と見間違えたか🀆の隣を切ってしまったのでしょう
お茶目ですね
この🀕もツモ切り
どれほどの有効牌をロスしているかは、最早触れるまでもないでしょう
カメラに映るように花牌を寄せてくれている(本当にありがとうございます)ので、それに隠れた手牌右端の🀆を見落としているのかもしれません
これは結果論か
さて、🀠と🀕を切った後の手牌はどうなったかというと
🀟を持ってきました
ここで振聴受けを残して🀆切り
🀟受けを拒否してまで残した🀆なのにここで切ってしまうんですね
ただ、このまま🀆を持ち続けるよりは両面搭子を残した方がよさそうですね
たとえ二度受け振聴であっても
2巡目に🀆さえ切っていれば、きっと今頃以下のような手牌になっていたはずです
🀀🀀🀙🀙🀚🀜🀞🀞🀟🀠🀐🀑🀒🀕 花3
🀕切ってポンテンもできる両嵌双碰の一向聴です
そして🀔ツモ打🀔
たとえ🀠を切ってしまっていたとしても3巡目に🀆を切っていれば以下の形です
🀀🀀🀙🀙🀚🀜🀞🀞🀟🀐🀑🀒🀔🀕 花3
赤含みの両面ができていますね
そして持ってくる🀝
今頃
🀀🀀🀙🀙🀜🀝🀞🀞🀟🀠🀐🀑🀒で🀙🀀の双碰待ち立直が打てています
🀛暗槓により🀙待ちが非常に強力になっています
🀙1切れは若干不満ですが、寧ろ1切れによって他家に対子で持たれていることがないため、山に居る可能性が高くより強力であると言えるかもしれません
さて、そんな立直が打てていないこの裏目は、果たして結果論で片付けていいものなのでしょうか
聴牌、そして
さて、なんやかんや言っていましたが、それでも聴牌するのが三麻というものです
🀝引きました
ドラ7の聴牌です
🀠が手にある時より高い!
そして、
🀅を縦に置きます
現状の聴牌は、🀙では役なしにつきロンあがりができないのですが、立直はしませんでした
🀙が優秀に見えるので立直した方が得にも見える局面ですが、ここで立直をしなかった意図が次の巡目でわかります
🀘をツモ切り立直!!
このツモ切り立直は有効なツモ切り立直でしょう
まず、ツモ切り立直はあがりにくい愚形が想定されます
しかも、今回は🀅をポンされた直後なのでなおさらそうです
他者から見ると、「立直するとあがれなさそうな待ちだったけど🀅をポンされて押してくる人を押さえつけたり押す人から牌がこぼれたりするかもしれないから立直しちゃおう」の立直に見えることでしょう
そんな立直するとあがれなさそうな待ちに🀙待ちや🀀待ちは含まれるでしょうか
まず、🀙は🀛のノーチャンスなので出あがりも期待でき、かなり即立直になるでしょう
また、役牌バックの形になっている🀀と何かの双碰待ちも字牌含み双碰ということでかなり即立直寄りになります
どちらもツモ切り立直であることによって即立直寄り若干和了率があがる可能性があります
では、他家から見ると何待ちに見えるのでしょうか
🀕🀔ツモ切りからの🀆🀅手出しなので、変則手も疑われますが🀛暗槓直後に2切れの🀆を残して🀚を切っているので七対子の可能性が若干下がります
そのため他家から見ると🀚切りから🀜持っていることを想定すると🀛🀞待ちがかなり本命になってくる気はしますね
また、🀔切りの後に他家の🀛暗槓を見てから🀚が手出しなので、🀙は手牌に持たれていることは十分に読み筋には入ります
役ありダマ(一盃口など)の聴牌の待ち候補としてはかなり濃いめになります
また無筋が🀐🀓(🀖)、🀛🀞、🀜🀟と少なく、🀕🀔切りから索子の中程を複数ブロック持っているケースが少ないと見れば、自ずと字牌の危険度が上がって行きますね
役ありダマ(役牌バック)としての🀀待ちも十分に考えられるシチュエーションではあります
この立直、吉と出るかどうか
吉!
🀙ツモって立直ツモドラ7の倍満です
花4にこそなりませんでしたが、この大きな倍満は後に始まる大量加点の前兆となりました
その裏で
華々々しいアガリの裏で隠れたファインプレーがありました
にこ選手のツモ切り立直を受けた一発目
🀅をポンしていたザビ子選手は🀀を掴まされます
しかし、🀀を止めてすぐに🀘切り
判断が早すぎて立直演出が消えた直後にスクショを取った時には既に🀘が河に放たれていました
ザビ子選手の聴牌はドラの嵌🀗待ちの發ドラ2の4000点です
4000点の愚形聴牌で槓裏まで捲れる花を3枚抜いている立直者に対して戦えるかというと、かなり戦えません
🀘を切るのに迷いがなかったのも含めて、素晴らしい🀀止めでしたね
あとがき
批判的な内容は極力書くつもりはなく、そういったものになることを避けるために採用できなかった局もあったくらいなのですが、そういった諸々を吹き飛ばす勢いが🀠切りにはあったので、ついつい採用してしまいました
🀠切りのメリットに気付けていないわたしに対する批判はお待ちしています
健全な記事にしていきましょう
それでは今回の記事はここまでです
また明日の記事でお会いしましょう😉
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