【ザンリーグ】門前混一正面衝突事故現場検証【企業リーグ観戦記(10/30)】
記事タイトルは14文字なので、門前の手牌枚数と同じです
2字熟語の組み合わせなので実質七対子です
揮毫したくなってきますね
どうでもいいこだわりは置いておいて本編はこちら↓
混一になるときは大抵手なりといえばそうなんですが、ともすると今回のような聴牌形にたどり着けていないこともありそうな細かな選択もありました
今日はそんな筒子の混一と索子の混一がぶつかった局について振り返っていきます
配牌格差
東二局、東家に座るザンのぶん選手の配牌がこちら
🀅暗刻、🀆対子、筒子搭子2つの手から花牌を2枚抜いたところ、ダブ東となる🀀が2枚セットで嶺上から転がり込んできました
配牌だけでとりあえず倍満はありそうなチャンス手です
🀏から切ってまっすぐ手を進めていきます
それに対して南家に座るリレイズのあやじゃん選手
索子で1面子1両面こそありますが、字牌がパラパラと孤立していてアガリにはまだまだ遠そうです
ここから🀙切り
全帯になることも稀にあるので、ブロックが足りていない以上は流石に🀇の方がよさそうです
早くも諦めてしまったのかもしれません
七対子意識
他家の様子なんて興味のなさそうな配牌を貰ったぶん選手は索子も払ってしまい、5巡目には以下の形
混一であるが故に🀀も🀆もポンできますし、なんなら🀛すら仕掛けやすい形です
「🀟が入ったらもうツモ発声してもいいくらい」とは解説のひろー氏の弁
ただ、そう言わしめるほどに🀟の二度受けがとてもネックになっています
🀃を切っての6ブロックに一旦受けると思われましたが、ここから打🀠とします
🀃は残して5ブロックに受ける形としました
しかし、通常の5ブロック打法とするのであれば、ドラ🀡から打って筒子を33568の形にして🀜🀟引きによって🀛の対子に嵌張フォローをつけられるようにするのが普通です
それでも🀠を切っていきました
この🀠切りは七対子を重く見た一打といえるでしょう
4対子形ですので七対子は見たいため🀃は残しておきたいところです
ネックとなる🀟は2度も埋まらないものとして七対子にした際により強力なドラ🀡を手牌に留めました
🀠がドラ表示牌にあることで🀠の重なりやすさも🀡より弱いです
この選択がどう転んだかというと
なんと4枚目の🀅をツモってきました
これによって七対子の一向聴です
ここで打🀡
七対子の一向聴であるので字牌の🀃は和了を見るうえでは残しておきたいですね
そして七対子の一向聴であると同時に面子手の二向聴でもありますので、筒子の両面には手をかけませんでした
面子手にしか意識が向いていないと有効牌を引きたくなってつい🀅を槓してしまうこともありますが、四枚使いによって七対子が作れるということを決して忘れてはいけません
パラパラだったはずが
ぶん選手が小車輪目前の中、ぱらぱら配牌のあやじゃん選手も気づけばこんな形になっています
🀟切って、なんとこちらも小車輪の一向聴です
🀔🀗なら小車輪🀕🀘なら普通の面子手ですので、🀕の二度受けが気になるようにも見えつつ4種受けの両面両面に匹敵する広い受け入れです(一応🀡もあるので5種ある)
河に並んでいる5枚は全て配牌で手元にあった牌ですから、配牌で腐らずに字牌や端牌を処理していくことの大切さがよくわかりますね
🀡は2切れで弱いので打🀡として、🀝の重なりに期待します
🀡は🀑🀓の嵌張を処理した西家とドラ搭子である🀠🀟の辺張を処理し終えた東家の二人に対する現物なので、つい残したくなりますが攻撃に目いっぱい振り切った手組としました
混一を先に聴牌したのは
あやじゃん選手が、なんとあの配牌格差からぶんさんを追い抜いて最速で聴牌を果たします
混一一盃口赤花のダマ跳満です
嵌🀕という弱い待ちで打点も跳満と十分ならば、ここはダマの一手ですね
🀖を早々に切っている東家のぶん選手から🀕がこぼれてくる予感もありますね
さて、そんな🀕をツモ切りしそうなぶん選手も
🀛を引いて聴牌です
🀀と🀆の双碰待ちですね
ここで満を持して🀅を暗槓
混一發ドラ3に役牌がつくので既に倍満確定です
🀀を嶺上から持ってくると
混一發ダブ東三暗刻嶺上開花自摸ドラ3の数え役満です
嶺上から持ってきたのは
🀁でした
🀞が槓ドラになったことで、嶺上がつかずとも🀀をツモれば自摸ダブ東三暗刻で数え役満です
ダマ数えってなんですかね
門前混一のダマ二人が衝突します
立直で激突
ほぼ同時に聴牌した二人ですが、あやじゃん選手に手替わりが訪れます
🀗を引いたことで🀕🀘待ちに変化しました
🀔を切ってダマにすると🀕であがった時に混一一盃口ドラ1の満貫になってしまいます
それに対して🀘でアガると混一二盃口全帯ドラのダマ倍満です
🀘は2枚切れてしまっていますが、🀕の安目満貫が気に食わないですし🀘で上がった時の三倍満チャンスも狙いたいところです
ということで
🀔切って立直といきました
混一全帯二盃口の手牌の美しさたるや
さあ、南家あやじゃん選手の立直を見てこれ幸いと噛みつきにかかるのが、東家のぶん選手です
ツモ切り追っかけ立直!
立直混一役役ドラ4なので、🀀でアガれば三倍満、裏が乗っても三倍満、ツモりさえすれば役満です
このめくりあいの結果は果たして
あやじゃん選手がなんと高目の🀀を一発で掴む結果となってしまいました
立直一発混一ダブ東發、花花赤表裏の8+5で13飜
数え役満です
48000の2枚となりました
数え役満は10枚のチップはつきませんが、一発裏ドラに加えてトビの2枚もつくため、素点に加えてさらに大きな加点となりました
これの大トップによって、ザンはにまめを躱して首位に躍り出ます
残り3戦どうなっていくのでしょうか
あとがき
水曜に放送がある中、日曜分を水曜に更新するのは時期を外しており勿体ない感じがしますね
最近寒くて体調悪いので大目にみてください
今から水曜日分の4戦目を見てきます
3戦目の振り返りが終わったあとだとかなり楽しみな気持ちで見られますね
まだ見ていない方はぜひチェックしましょう!
それでは今回の記事はここまでです
また明日の記事でお会いしましょう😉
指摘や質問、意見ご感想から牌譜までマシュマロコメントTwitterにてお待ちしてます