【ザンリーグ】七対子か面子手か。天秤が傾いた先の景色【企業リーグ観戦記(10/23)】
企業リーグファイナルがいよいよ始まりました
丁寧な手順で進めると手がどんどんぶつかるので、本当に見ていて面白いですね
サムネが全員かっこいい
さておき、今日の記事では七対含みの難しい手牌が発生した局について振り返っていきます
東一局
両面対子大量発生
東家ザンの桐生選手
ダブ東暗刻で両面いっぱいのいい手です
七対子の一向聴でもあるので、どこかを雀頭固定して一向聴キープしておきたくもありますが、悉く両面になっているのでこれは面子手とした方がアガリまでは効率が良さそうです
七対子にした際には待ちが悪いだけではなくダブ東を切っていくことになり打点も下がってしまいかなり損に見えますね
ということでここは面子手としてどこかを両面固定してしまいましょう
ドラ🀕搭子を固定する打🀖に自然になりますね
これが見事に裏目になります
今度は🀕切るわけにもいかないので🀚🀠の選択です
河に情報が皆無ですが🀠から切っていきます
その後筒子下も両面を固定して以下の形
🀑も🀕も不要牌なので、より危険な🀕を切っておきます
先切りというよりは安全度の比較ですね
そして🀑を🀄と入れ替え
全体に無筋の🀑より字牌🀄の方が安全ですし、役牌と数牌は数牌から切った方が良いとされています
🀄ポン🀑ロンはあり得ますが、🀑チー🀄ポンは三麻においてありえません
鳴けないが故の
その1巡留め置かれた🀄を対子にしていたのがにまめのY子選手
🀄を鳴けばポンして嵌🀟の聴牌を取れていましたが、自力で🀜を引いたことで辺🀟待ちの一通で立直といきます
🀄が抑えられたことで手を進めなかったのですが、それ故に門前立直になってしまいました
さて、この立直に立ち向かうのは東家桐生選手、ではなく
南家のリレイズワケベ選手です
追っかけオープン
🀑🀔待ちなら勝機十分でしょう
ということで立直を打つのですが
この立直をなんとオープンします
閉じた二軒立直であれば、親番桐生選手が撤退することもあるので一般的には開けない方が良いです
しかし、今回は競技麻雀ということで対局数の上限が決まっています
現状3位のリレイズは1位のにまめと30枚以上のチップ差があります
6戦でこの差を詰めなければいけないので、どこかでトップラスを決めたいところです
ならば、先制立直で無防備になった今こそにまめを打ち取るチャンスですね
立直平和ドラドラ高目一盃口赤の4飜or6飜から5飜or7飜になります
オープンのメリットはぱっと見薄いですが、それでも一発裏ツモのいずれかで打点がアップします
このめくり合いの結果は
捲り合いになるまでもなく、Y子選手が白ぽっちをツモって立直ツモ一通ドラ3の跳満のアガリとなりました
東三局
小車輪
西家ワケベ選手の配牌がこちら
アガリに向かうなら、とりあえず萬子を切っていくことになるでしょうか
役牌で2ブロックあるので、🀜に赤🀝をくっつけられればそれなりに戦える手に変貌しそうではあります
しかし、そんな凡庸な手順は拒否して打🀜と大胆な一手を打ちます
🀀が先に1枚切られてしまっていることもあり、どうせアガリに遠いならば大きく狙っていこうという意思を感じます
🀜を切っておけば七対子や混一だけではなく、国士や萬子混一の役満まで残りますね
この🀟も切り飛ばしていきます
安直な2飜しかない全帯は相手にしません
この作戦が見事に成功します
なんと6巡目に小車輪の聴牌です
※小車輪とは:混一七対子のこと。複合して5飜ではなく6飜として扱う。三麻で採用されがちな役
ドラの🀁単騎でダマテンとします
小車輪ドラ2のダマ倍満です
これは勝負あったかとも思ったのも束の間
決勝の面子はそう簡単にいきません
追いついたダマテン
南家の桐生選手が聴牌します
🀝を引いて嵌🀕待ちのダマテンです
ダマテンにする要素はいくつかありますね
まず、打点は既に満足です
一盃口ドラ5で跳満あるため立直による打点上昇の恩恵は少なめです
そして待ちも不安な🀕待ちです
0枚見えとは言えど、筒子→萬子→索子の切り順をしているワケベ選手が索子を何枚もっているか知れたものではありません
そして、🀓🀔🀗🀄引きでの待ち枚数が増える変化があります
🀓引きの高目二盃口は倍満になりますし、🀔🀄も打点アップになります
そしてこの聴牌が手替わりします
立直衝突
🀑を引き入れた桐生選手
🀖切って🀔と🀄の双碰待ちとしました
本来字牌双碰は強い待ちなのですが、変則手模様のワケベ選手もいる中では通常時よりも大分厳しい🀄と🀔の双碰待ちです
それでも待ちが🀄🀔ということはどちらで上がっても1飜アップします
これにより立直一盃口ドラ5+1飜の確定倍満となりました
立直による打点アップのメリットが発揮しやすくなっていますね
これに対してワケベ選手は
ツモ切り追っかけ立直
桐生選手のアガリ牌である🀄2枚を抱えているのは強力ですね
そして立直をしたことで立直小車輪ドラ2の9飜と打点は変わらないようにも見えますが、裏が乗れば出上がり三倍満になります
山の残り枚数は🀔2枚VS🀁1枚
どちらが勝ってもおかしくない高打点同士の衝突です
ワケベ選手が🀔を掴んでしまいました
桐生選手の倍満のアガリです
南二局
変幻自在
西家桐生選手
素直に🀅切りとは行かず、🀘切り
現状のブロック数は🀃で1ブロック筒子でブロックあるので、索子では1ブロックあればよい計算です
そうであれば🀘を切ることによるロスは殆どありませんので、🀃🀛🀕🀠の4対子を鑑みて七対子にした際に強力な待ち牌になりつつ安牌運用もできる🀅を手牌に留めます
しかし、🀗を持ってきて索子で順子が出来たのならば面子手でしょう
ということで🀕切り
🀕も🀅も切って面子手として進行していたはずなのですが、ダブドラの🀝が重なっており、一度切った🀕を引き戻しました
こうなると手牌は5対子です
東一局では対子の両面フォローを払わなければ七対子の一向聴に取れなかったので面子手に決め打っていきましたが、今回は🀙🀛🀛の部分が両面フォローではなく嵌張フォローです
両面フォローは8枚ロスですが、嵌張ならば4枚ロスで済みつつ一向聴を維持できます
また、東一局ではダブ東を切っていくことによる打点不満な七対子でしたが、今回はダブドラを使えるため跳満保証の七対子です
両天秤にしたい5対子形でも大分違いますね
ここは🀙切りとして七対子の一向聴に取りました
しかし、🀜を引いてきたらまた話は変わります
面子手として🀃🀛🀜🀟🀠の5種受けの一向聴とあらばこれは面子手でしょう
🀕切り
そして更に手牌は変化します
🀙を引いて🀛切り
筒子が両面嵌張に変化しました
🀛を切ることで🀛の2枚受けが減り🀚の4枚が増えます
手牌が目まぐるしく変わっていきますね
三麻の面白い点のひとつです
さて、時を少し戻して東家ワケベ選手の手牌も追っていきます
向聴数よりも
4巡目のワケベ選手の手牌がこちら
🀞を切ると自然な十分形の一向聴になるのですが、ここは🀑切りとしました
🀑切りのデメリットはもちろん🀒の受入れ4枚が消えることです
ドラ4の手牌で一向聴の4枚ロスはかなり大きいですね
しかしそれと同時にメリットもあります
🀓切りをしていることもあり、🀕🀘が埋まった場合に🀑切り立直をするよりも🀞切り立直の場合に🀐🀂の双碰待ちが非常に強力になります
また、筒子の連続形を残しておくことで🀙🀜🀟🀝🀠で筒子を二面子+両面(三面張)搭子として扱えるようになり、好形変化が広く狙えます
双碰強化も好形変化も、目先の聴牌に囚われずしっかりとアガリを見据えた選択ですね
見事🀟を引き入れて両面両面の一向聴です
更には🀞まで引いてきました
🀐🀕🀘🀝🀟🀠受けなので、完全一向聴より更に広いです
交差する時
さて、十分形の一向聴となったワケベ選手
こんな🀃は当然ツモ切りです
となるとこの🀃には桐生選手から声がかかりますね
🀃をポンして🀜🀟待ちの満貫両面聴牌です
🀃ポンが入って捨て牌もそれなりに中張牌が切られているため聴牌が怖いところではありますが、それくらいで親のワケベ選手が引くわけもなく
🀟を引き入れて🀚を切って立直とします
こちらも🀕🀘待ちの立直ドラ4の満貫です
両面待ち同士のめくり合いとなりました
結果は
ワケベ選手の即ぽっちです
跳満のアガリにチップ2枚のおまけつきとなりました
あとがき
記事では取り上げなかったものの、Y子選手のトップ目からの副露を警戒した動きなどの守備が光りにまめがトップとなって終了しました
独走態勢を整えたにまめに対して今後2チームがどう立ち回っていくのか注目です
包囲網を敷くのか、2位賞金を狙うのか
今後も目が離せませんね
さて、これは余談でしかないのですが、南二局の桐生選手の手牌が一巡ごとに方針が変わっていくのが面白すぎてわたしは画面の前で笑いだしてしまいました
もしかすると三麻に脳を焼かれてセンスがおかしくなってしまっているかもしれません
たすけてくれ
それでは今回の記事はここまでです
また明日の記事でお会いしましょう😉
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