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#4 大学で出会った友人の話

 こんばんは。おおきです。明日からまた1週間が始まりますが、今週は週間走行距離100キロを目指して頑張ろうと思います。
 今日は私が大学野球で出会ったある友人の話です。高校野球の3年間が私の人生を大きく変えてくれたことは前にもお話したのですが、1番楽しかった、充実していたのは大学野球の4年間ではないかと思います。今まで全国大会など縁もゆかりもなかった私が神宮の舞台に立つこともできましたし、なによりチームメイトに本当に恵まれたなと...その中でも私の大学生活で一番多くの時間を過ごした友人のお話です。 

 私が彼を見たのは大学の推薦入試での野球の実技試験です。私は合格には程遠い立場でしたし、同じ受験者の中には皆さんもよく知る強豪校の選手もおり、無名の私には記念受験といったところでしたので人のプレーを見て今後に生かそうくらいの気持ちで行きました。そこで1番目に留まったのが彼のプレーでした。試験の日は話すことができませんでしたが、走攻守すべてが高いレベルであの日から彼と一緒にこの大学でプレーしたいと思いました。今思えば入学前から彼とは何か縁があったのかもしれません(笑)彼は推薦入試で合格し、私は不合格ではあったもののその後の試験で合格することができ、入学を心待ちにしていました。入学前に必死に彼のインスタを探してフォローしたのも懐かしい話です(笑)

 入学当初は寮が違ったこともあり、野球での時間とたまにプライベートもくらいの感じでしたが、1年生の冬ごろから仲良くなっていったと記憶していますが始まりは正直覚えていません...笑
彼自身感情をあまり出すわけではないですが、たまに出る奇行と変人さ、そして底知れぬ優しさに何度も救われてきました。2年間はお互いに結果が出ない日々でしたし、彼は肩の故障にも悩まされ苦しい時期もありました。ついに3年目の春季リーグで私に出場機会が回ってきましたが、彼と共に試合に出たい思いが強かったため素直に喜べないのが本音でした。でも彼は喜んでくれたし、調子の悪かった私にアドバイスをくれたり、緊張していると落ち着かせてくれたり...
彼のおかげでもってる以上の力が出すことができ、神宮にも出場できました。

 秋季リーグではお互いショートとレフトで出場することができましたが、私が途中で故障をしてしまい、途中離脱となりました。残念でしたが彼が其の秋季リーグの盗塁王となり、自分のことのように嬉しかったのを覚えています。最後の4年目の春季リーグは二人で頑張ろうと思っていたのですが、彼が大会前に怪我をしてしまい、出場することができなくなってしまいました。私自身彼がけがをした日はその場におらず彼からの連絡で聞きました。誰よりも辛かったのは彼自身だと思います。それでも練習に付き合ってくれたり、試合前背中を押してくれたり、変わらない彼の姿に私自身本当に心を打たれ、最後の春季リーグは、彼の想いを一番背負って戦い、私自身初のベストナインを獲ることができました。最後の試合に敗れ、彼の姿が目に入ったとき思わず涙が出てきて... 本当は一緒に出たかったなと...

 長々と話しちゃいましたが
彼を目指してこの大学を選び、入学後も彼のおかげで私の大学野球、大学生活を大いに充実させてくれましたし、最高の経験ができました。感謝と共にこれからは彼に少しでも恩返しできればいいなと思います。




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