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リミックスについて考えてみる
ベルギーからリミックスの話がきたので、リミックスについて考える
若い頃はリミックスに否定的だったものの
最近は、なんでもいいなじゃね?と
投げやりとも取れる態度で持ってポシティブに考える
元音源をどのように扱うのかというのは難しい
元の曲の良さを残しつつ全く違うものに塗りかえるか
元の曲のことは気にせずにいい曲を作ることに専念するのか
リミックスって、そもそもディスコなんかで踊るようにアレンジされたものが世の中に広まったきっかけって感じがするから、知ってる曲がノリノリに変えるってのが一般的なものだろうけど
昨今では、他の曲使ってもその人らしさみたいなのが出てるという評価の部分もあったりするわけで、リミックスの需要も変わってきているように思う
Aphex Twinがリミックスの仕事は、嫌いな曲しか受けない理由について
「嫌いな曲を自分の手でリミックスすることで減らせるから」
と、かっこいい発言をしている
リミックスと聞くとこの話を思い出すが、Aphex Twinとは格が違うのでね
で、今回は依頼内容に僕のいつもの手法使って好きにやってよ
みたいなことが書いてあるので、僕らしさも求められていると考えた方がいい
正直、嬉しくありがたい
ヨーロッパなんかだと本当にどんなアーティストであってもちゃんとリスペクトしていて、「その人だから」みたいなことをちゃんと言うので、本当に音楽文化があって音楽が育ったところだという気がする
さて、実際リミックスするにあたって
元の音源をただの素材として扱うよりは、その音源の良さを最大限に引き出しつつ全く違うものとして提示したいと思うわけだ
となる、その音源を徹底的に分析しつつ
自分がどのように手を加えられるのかを考察する
メロディラインの音程とリズム、和音
それをどこまでバラすことができるか
自分のリズムパターンに乗せるにあたって、どう切り取っていくか
たぶん、ここがリミックスの醍醐味となるところだな
元の曲を聴いて後に、音楽をやってない人でも面白いと思ってもらえるものを作りたい
その反面、元の曲を聴いたことがなくても良いと思ってもらえる曲にもしたい
それでいて自分が思うように徹底的に良いものを作りたい
この自分の欲求をどこまで満たすことができるのか
全ては自分の実力次第
試されている
やってやろうじゃないか
案外こういうの燃えるぜ
リミックスではないけど、Aphex Twin貼っとこ