ミニマルミュージックをたまには聴いてみる
音楽の展開とは、セクションごとに雰囲気などを変えてセクションの前後とのコントラストをつけることで音楽の変化を感じせるというものが一般的である
AメロとBメロなら、Aメロが音程が飛んだりするのであればBメロはあまり音程が飛ばないようにするとか
Aメロで早いリズムが多様されていればBメロでは遅いリズムを使うとか
このようにしてコントラストをつけて展開することでドラマティックに仕上げていくことができる
ミニマルミュージックというジャンルがある
これは最小限という意味でミニマムとも言われたりするが、音楽のジャンルで言えば短いフレーズを変化なくただ繰り返したりする音楽のことで、テクノなどに影響を与えている
ただ繰り返すとは言ったものの微細な変化を伴うものもあったりするのだけど、これがいざ聴くとなるとなかなかの集中力を要する
ちなみに、坂本龍一さんや久石譲さんなんかもミニマルミュージックに大きな影響を受けていて、坂本龍一さんの代表作である「戦場のメリークリスマス」なんかは同じメロディを結構繰り返すよね
今作っている曲がミニマルミュージックなのだが、久々にこの手の曲を作り始めるとなかなかどうしたものか悩みどころ満載である
変化がなくてもその音世界に没入してくというのがミニマルミュージックの良さであったりもするのだが、作っている側としてはやはり何か変化はもたらしたい
しかし、今回の音楽はコンセプト上何かと縛りがあるので難しい
どのように変化をつけつつ変化を感じさせないようにしていくか
禅問答のようなことをしている
一つのフレーズをコピペしてしまうのもいいのだが、それだとなぁ
とはいえ、だいたい僕の曲はなんだかんだで最終的に繰り返すのが定番なのでそれでいいのかもしれないが、とにもかくにもコピペというわけにはいかない
こういう時に結局参考にするのが現代音楽になるのだが、やはり現代音楽の奥の深いことよ
今回はモートン・フェルドマンやらルイジ・ノーノなんかを聴いて何かヒントがないかを考える
まさか、パ、パクるわけではないよ
マクドナルドで作業しながらモートン・フェルドマンの曲を聴いていたら、店内BGMのジャズと重なってなんとも不思議な音楽になって面白かった
久々にフェルドマンとかノーノ聴いたわけだけど、やはり素晴らしい
てなわけで、マクドナルドで聴いていたモートン・フェルドマンの曲を貼っておく
この人の曲は長いもので8時間とかのがあるんだけど、さすがにそれは聴こうという気にはなれないな、、
いつか聴いてみたいと思う日が来るのだろうか
人間、未来のことはわからいのでいつかそんな日が来るかもしれない
いや、たぶん、ないな、、
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