【行動経済学②】『晩ご飯何がいい?』に『何でもいいよ』がダメな理由
行動経済学に関する本を読んでいます。
学んだ情報は、
①ノートに整理してまとめ
②自分なりの例えを考え
③誰かに説明する
これができると、単に右から左に抜ける情報ではなく、血となり肉となる情報に変わります。
そのため、noteを利用して、定期的に上記①〜③をやっていきます。
今回はその第2回目です。
第1回目はコチラ↓
そもそも行動経済学って何?という方はぜひ第1回目からお読みください
コンコルド効果
それまでに支払った回収できないお金(サンクコスト)の回収にこだわってしまうことです。
英仏が共同開発した超音速旅客機"コンコルド"が名前の由来。
採算性が悪く高燃費、騒音、衝撃波など問題が多かったのですが、莫大な開発費をかけていたためひくにひけず、赤字を垂れ流しながら25年以上に渡って運行を続けたそうです。
客観的に見ればバカだなーと思いますが、自分にも思い当たる節があります。
ギャンブルで負けた分を取り戻そうと、さらにギャンブルを続けてしまった。
まさにコンコルド効果です。
また、アウトレットモールなど遠くにショッピングに行った際に、何か買わないともったいないという思考も、同じような効果からきているかと思います。
現状維持バイアス
すべての物事は今あるままにしておこうとする傾向のことです。
皆さんも、美容院や病院は行くところが決まっていて、毎回毎回行くところを変える方はほぼいないですよね。
私の父は、ずっとホンダの車を乗り継いでいます。
これも現状維持バイアスの良い例です。
つまり、1回目で気に入ってもらえればその後リピートしてくれる可能性が高まるのです。
ポイントカードや会員様割引など、リピーターになってもらおう、リピーターをを大切にしようという働きかけをよく目にしますよね。
まずはその1回目をつくるのが難しいのですが…
選択のパラドックス
選択肢が増えるほど選ぶのが難しくなることです。
ジャム売場の商品の種類を増やすと売上が減るというジャムの法則が有名ですよね。
僕もその実験のことを聞いたことがありましたが、選んだ際に選択肢が少ない場合と比べて満足感が高まらないということも今回学びました。
どうしても、買ったあとにこの選択で良かったのかなーと考えてストレスを感じてしまうそうです。
スティーブ・ジョブズといえば、黒のタートルネックにデニムというイメージがあるかと思いますが、あれも着る物を固定し無駄な選択を省くためだそうです。
また、世のお母さんたちは、毎日献立を考えるだけでとてもストレスを感じているそうです。
そのため、『晩ご飯何がいい?』とよく意見を求めるのです。
『何でもいいよ』と返事することが多かったですが、自分もそのストレスを背負わなければいけないですよね。
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