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【行動経済学⑤】今もらえる1万円と1年後にもらえる1万1千円どちらを選びますか?

行動経済学に関する本を読んでいます。

学んだ情報は、
①ノートに整理してまとめ
②自分なりの例えを考え
③誰かに説明する

これができると、単に右から左に抜ける情報ではなく、血となり肉となる情報に変わります。
そのため、noteを利用して、定期的に上記①〜③をやっていきます。

今回はその第5回目です。

そもそも行動経済学って何?という方はぜひ第1回目をお読みください。


ナッジ理論

あくまで選択肢の余地を残しながら、相手を特定の選択肢に誘導すること。ナッジとは、注意を引くために肘で軽くつつくという意味です。

2018年に発売された本の内容にはなりますが、行動経済学の中で、政策の現場で最も注目を浴びている理論と説明されています。
たしかに面白いですし、下記のように僕たちの日常で目にする機会も多いです。

・レジで見かける足跡や矢印のステッカー
店員の誘導がなくてもお客が公平に並ぶことができる。

・男子トイレの小便器の内側に小さなハエの絵を描く
人間には、的があると狙いたくなる心理があり、トイレの飛び散り汚れが減る。

・入口に近い方から野菜→魚→肉と並べたビュッフェ
お客は知らず知らずのうちに健康的な食事になり、それがお店のウリになると集客にも繋がる。

・メルマガ登録のチェックボックスに最初からチェックを入れておき、登録したくない人は解除をするやり方
そういえば、そういうサイトをよく見かけますよね。こうすると、メルマガ登録者が増加するそうです。



双曲割引モデル

「今もらえる1万円と1年後にもらえる1万1千円どちらがいい?」と聞かれたらどう答えますか?

ほとんどの人がすぐにもらえる1万円を選んでしまうそうです。
今の銀行預金金利は1%にも満たないので、断然1年後に1万1千円をもらった方がお得なのですが、私たちには将来よりも今が大事という心理があるのです。

また、そういったせっかち度は、期間が長くなるに連れて穏やかになると考えられています。
これが双曲割引モデルです。

例えば、今日返してもらう約束で貸していたお金の返済を3日待ってと言われるのと、1年後に返してもらう予定のお金の返済を1年と3日後にしてと言われるのだと、前者のストレスの方が大きいですよね。


そして、目先の誘惑に惑わされずに我慢できるかどうかは、私たちの人生に無視できない影響をもたらすという実験結果があります。
それが、米国で行われた"マシュマロテスト"。

子どもの前にマシュマロを1つ置き、「15分我慢できたらもう1つあげるよ」と言うと、必ず我慢できる子とできない子に分かれるそうです。
さらに、その後を追うと、我慢できた子の方が優秀な成績を収めているそうなんです。

ダイエットなどが続かない人も、目先の誘惑に負けて、「今日だけはいいだろう」を繰り返してしまい、長期的にも悪い習慣がついてしまうのです。



まとめ

口にするのは簡単で実際にやることは難しいでしょうが、将来になりたい姿を想像してモチベーションをあげることが大事だと、改めて感じました。

「目先の誘惑よりも、将来の輝かしい姿」

この思考で、これからもnoteを続けていきます。

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