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牡蠣の串焼き 2025.2.19

 近鉄の急行に乗ってドンブラコ。途中、割と激しい降雪に見舞われながらも、通勤客と僕と娘のモッさんを乗せた電車は9時過ぎに五十鈴川駅へと滑り込んだ。

五十鈴川駅から徒歩ホで出発
トボトボ行くぜぇ~
なんやこの画角…
CDジャケット風にしてみた。。。
引き続き、歩きやす
マンホールの蓋が楽しい

 五十鈴川駅からボチボチ歩いておよそ30分、僕らは伊勢神宮の手前にある、おかげ横丁へと滑り込んだ。……アァ間違えた、おかげ横丁へ辿り着いた。何やねん滑り込むってズドドドド?

 ちなみに駅から伊勢神宮まではバスが出ており、そちらを使えば短時間かつ暖房の効いた車内でヌクヌクしたまま行ける。運動不足のモッさんを歩かせるため、あえて徒歩でトホトホ行ったのであるゾ。

おかげ横丁に来た
めぐるめぐるよ人のいない横丁を
地図あった
店あった

 伊勢神宮を参拝する前に、少しお腹に何か入れておこう。各所で雪舞う平日10時の横丁にはほとんど人がおらず。ならまぁグルッと廻って良さげなトコに、あと風が強くて寒いから中で食べられるトコを探しましょ。

森下酒店に入った

 僕は牡蠣の串焼きを、モッさんは帆立のバター醤油焼きを注文した。席に座り提供を待つ。めちゃんこ寒い中を歩いてきたから、風の吹いていない場所がありがたい。そしてお腹ペコペコで胃袋が唸り声を上げている。焼き上がりまで5分程度待ち、遂に其れは目の前へやって来た。

牡蠣の串焼き 1,500円
ドドドドド……

 牡蠣うっま。やはり、うっま。旨味のかたまりみたいなかたまりが口の中ではじけ、ジョバァっと溢れて流れ出すグリコーゲン。焼かれたことにより圧倒的に凝縮され増大した風味で心は海中へと誘われる。大量のプランクトンを取り込んでエネルギーを蓄える牡蠣となった僕は……。

モ「ウワー、帆立めちゃくちゃ美味い!」

帆立のバター醤油焼き 1,200円

 ウンウン、やはりホタテのバター醤油焼きはおいしかろうて。東尋坊で食べたときは気絶しそうになるくらいの衝撃だったからナァ。

僕「残った汁もメッチャ美味いんだぞ。ビックリするぞ」
モ「……ゴクッ。うまっ! ホントうまっ」

 ウーム、僕も追加で頼んだらよかったかな。でもこのあと色々食べる予定だしちょっと控えておこうかなっと。

 熱の戻った体をまた外気にさらし、我々は伊勢神宮の内宮へ向かう。しかし今日は強烈な寒気が流れ込んできていることもあり、凍てつくような風の冷たさよ。寒い中で体を動かすとカロリーの消費量が増えるらしい。だからもう少し何かお腹に入れておこうじゃないかワッハッハ。

松坂牛コロッケ 330円

 松坂牛コロッケ。おそらく、おかげ横丁を訪れるたびに食べている最強コロッケ。牛とじゃがいもの相性バツグンさらに和風の味付けで外サクサク内ホックホク。無限に食べられそうな気さえしてくる完璧コロッケでエネルギーを充填し、また寒風吹きすさぶ中、歩き始めるのであった。

◇ ◇ ◇

 毎年時期は違えど必ず参拝している伊勢神宮。昨年は外宮と内宮を、今年は内宮だけにしておいた。外宮まで参ると帰りの時間が遅くなりすぎるのでアカンのす。

五十鈴川にかかる宇治橋を渡りんす
なんだか不思議な波だなぁと思いながら
手入れされた松……松ですよね?
五十鈴川の川岸にて
冷たそうなので川の水には触れず
行きやっしょい。空気がヒンヤリぃ
ふぅむ、なるほど

僕「そういえば、もう学業御守は要らないのか」
モ「イェーイ」

 そんじゃ無病息災でも願いますかということで、お神札授与所である内宮神楽殿にて普通の御守りをいただくことにした。モッさんが次に試練を受けるとしたら就職活動かなぁ。3年……、って結構短いかも。

 さて正宮もしくは皇⼤神宮。石階段の下からのみ撮影可能で、人が途切れることなく歩いていくので撮りにくい。撮りにくいながらもなんとか撮って参拝す。僕の願いはいつも同じなのですぐ終わり。モッさんは長めに手を合わせていたけど何を願ったのやら。

そうここは森の中
というか山の中
風日祈宮にも

 別宮である荒祭宮や風日祈宮にも参拝し、なんだかしんみりした気分になって(なぜなら自分についてお願いする事がないからダッ)それじゃ戻りましょうかネってなもんで。

鴨の群れ(遠い)

 また宇治橋を渡り、おかげ横丁へ舞い戻りました。ってもう12時じゃないっすかァ。やはりパワースポットだから此処だけ時間の流れが極端に早まっているものと思われ(んなこたーない)。

◇ ◇ ◇

海老マヨ棒 400円

 磯揚げにたくさんの小海老とマヨネーズが封じ込められし一品。いやもうこれ逸品と言い変えてもいいんじゃないだろうか。食感ヨシ味ヨシ満腹感ヨシのプリプリホクホク棒。磯揚げってどう説明すると分かりやすいんだろう。うーん、多分、練り物を揚げたってカンジかな? モッさんはチーズ棒を食べてほっぺたを地の底まで落としていた。ほんと、コレ美味いッス。

甘酒を飲むっ
甘酒 300円

 お好みでショウガも入れてくださる。甘酒にはショウガですよねぇ。スッキリ甘いノンアルコールで身体が胃袋から温まるゥ~。

 あとはデザートかなと、おかげ横丁をブラブラしていると。

モ「皮あげ! 食べたい!」

皮あげ 400円

 モッさんは皮あげ(塩)を、僕は皮あげ(タレ)を注文す。つまりは鶏皮の唐揚げということで、モウおいしいの確定だい。おいしいのが分かっているから、あとはどんな味か確認するだけだいッ(逆ぅ)。

パリッパリやで

 うむ、ゴマの風味も伴って口の中でパリパリと砕けていきよる。鶏って皮だけでもウンマイとかズルイのではありませぬか。こんちくしょうめ。

 これが思ったよりもお腹にきて、あとはデザートかなと。僕は甘いものにそれほど興味がなく、とりあえずモッさんの食べたいものを最後、食べて終わりにしようとなった。

モッさんチョイス プリンまん 450円

 食べる気はなかったけど、現物を見たらおいしそうだったので僕も食べてみることにした。これも旅(?)ではなかろうか、と。

半分に割るのは難しかった

 ……おお、こりゃプリンですナ。そして大収穫、めっちゃウマイ! 控えめな甘さの生地がしっかり甘いカスタードを包みこんでいて、カラメルの風味も合わせればまさにプリン。まんじゅうなのにプリンとは、いやはや色んな食べ物があるもんでございますネ。

 ふーい、デザートも食べたことだしそろそろ帰らなきゃ。なんか雪降りそうだし曇ってきたし。ちょこちょことお土産を買ったりなんかして結局おかげ横丁をもう一周、ヨシ帰ろうぜぃ。

さよなら招き猫

◇ ◇ ◇

 そんなこんなで帰宅。お土産を展開したり写真を整理したりしていたらアァもう夜でんがなまんがな。そして買ってきたものはコレたちっ。

あられ、マコロン、那智黒石の招き猫、木彫りのカエルとフクロウ
チョコレートブラウニースタウト、おかげさまミニ樽、甘酒各種

 お酒は週末の楽しみに取っておきやっしょい。いんやぁ~久しぶりのプチ日帰り旅行は楽しかったスなぁ。やっぱ旅なんよと思いましたですハイ。

 よっしゃ、次はどっこっ行こうかなッ!