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「選んだ答えを正解にする」の意味
「納得するまで考えて決めたら、あとはその選んだ答えを正解にするように、行動するしかない。」と教えてくれたのは、就活時代にお世話になった人事の方だったと思う。
私はこの言葉が好きで、これまで10年間の社会人生活のよりどころにしていた。
仕事は大小さまざまの選択の連続。
もちろん自分の意思だけで決められないこともあるが、自分で決めたことの責任くらいは自分でとりたかった。
自分に対しても、関わってくれる人たちに対しても。
しかし、ここにきて、この言葉の意味を正確に理解していなかったのではないかと感じている。
「正解にする」という部分を、私は「選んだ場所で一定の成果を出すまでやりきる」ことだと考えていた。
苦しくても辛くても、多少我慢して頑張れば、それを越えた先に、仕事としての成果とか自分の成長とかがある。
今思えば、そんなふうにやってこれたのは、誰かが助けてくれたりして、乗り越えてこられたからかもしれない。
頑張っても頑張っても、頑張れば頑張るほど辛くなることもあるらしい。
そんなときは、選んだ自分を嫌いにならないように、でも誰かや何かのせいにせずに、「選び直す」ということも「正解にする」ための一つの方法ではないか。
そんなことを思って、新たな一歩を踏み出すことにした。
思いきった決断であるほど、覚悟をもって選んだことであるほど、選び直すのにもエネルギーが必要。
でも、きっとこれを正解にできると信じて、まずは進んでみようと思う。