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『自然豊かな大熊町が好き』という想いが結実。大熊町で今後も続くお花活動を

田中由佳さん
福島県浪江町の出身。福島県立双葉翔陽高校に通い、高校時代は大熊で過ごす。高校、大学で農業を学び、花き農家での就労経験もあります。
結婚・出産を機に、一度お仕事から離れたものの、そろそろ社会復帰を、と考えていたところにジモットワーカーの募集があり参加してくださりました。
活動を通して大熊町が好き、大熊町に関わりたいという想い、自然豊かだった大熊町に戻ってほしいという想いから、今は新たな活動も始められています。

以前、インターン生が書いてくれた【大熊町のおもせ〜ひと】にも登場してくれたTさん。
過去の記事はこちらに👇

・登録の経緯

広報おおくまを見てジモットワーカーに登録をしました。
子どもが3人おり、働きたい気持ちはあるけれども、外での仕事は難しく、在宅で働くことができたらという気持ちがありました。ただ、トラブルの話も聞くこともあるし、自分にできる仕事はないだろうと諦めていました。そこで、研修を受け、お仕事の相談もできるジモットワーカーにとても惹かれて登録をしました。また、大熊町にはいつか帰りたいという気持ちがあり、町に関わることができる、町の情報が入ってくる場所ができることへの期待もありました。

・現在のお仕事

今はオンラインでデータ入力(メール発信)のお仕事をしながら、定期的にKUMA・PREの花壇の手入れのお仕事をしています。


前回の活動でKUMA・PREに植えたお花たち

・ジモットワーカーに登録してよかったこと

事前研修や面談があり段階的にお仕事に進めたことが大きいです。自分には何もできない、働くことはできないだろうと諦めていたところから、頑張って色々なことに挑戦したいという気持ちが持てました。また、お茶会などのイベントがあり、町民同士の交流ができたことも良かったです。町民ではあるものの、夫と結婚して町民になったたため、ここでのつながりで初めて大熊町民のお友達ができました。

定期的な面談があることで、町の情報を得ることができることもとてもありがたいです。帰りたい気持ちはあっても、仕事のこと、家のこと、子どもたちのことがあると簡単には進みません。気持ちが切れそうになることもありますが、そのようなときに面談で情報を得ることができると町への気持ちが維持でき、可能性を模索しようという気持ちが持てます。現在も、浪江の家に戻って子どもたちをゆめの森に通わせ、自分が大熊町内で仕事をすることができないか家族で検討しています。面談でゆめの森の見学ができることを教えてもらえたので、子どもたちにも話して、近いうちに見学に行くことから始めたいと思います。

・今後のキャリアの目標

大熊町での花壇活動の仲間を増やすこと、活動場所を増やすことができないか考えています。お花プロジェクトも回を重ね、何時も参加してくださる方も出てきました。町民のかかわりが深まる活動になるだけでなく、町外から足を運んでもらうきっかけにもなればいいなと思います。


ジモットワーカーがこういった一歩を踏み出したことが、帰還や就労などでかかわる人が増えるきっかけの一つになるととてもうれしいです。そのためにも、これからも活動を続けていきたいです。

・ジモットワーカー事務局から

「大熊町が好きだから、町に戻れなくても住民票は大熊のままなんです。」「大熊に行ったり出張所の役場の方に会ったりすると、ほっとするし、やっぱり好きだなって思うんです」と、熱く語ってくださったときのことが、未だに鮮明に印象に残っています。

お花への想いが、現在のお花の活動につながっているのは、まさしくTさんの想いがあったからこそのことです。
今の大熊町は、景色の移り変わりが早いですが、その中でも震災前から変わらない自然豊かな町並みを守る一助をジモットワーカーが担っていること、とても誇らしく思っています。
これからの活動も、陰ながら応援しています✨

田中さんの参加しているお花プロジェクトの活動はここから確認ができます👇

お花プロジェクトInstagram

お花プロジェクトのnoteはこちら👇


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