オンラインカジノでマーチンゲール法を説明してる記事はもう読むな!?
noteもTwitterも告知がほとんどで、またしばらく鳴りを潜めるのがいつものパターンですが、たまには読み物チックなものを一席。
オンラインカジノ(オンカジ)の攻略法や必勝法を探すと、必ずと言っていいほど顔を出すのが、
「マーチンゲール法」
そんな記事に行き当たるたびに、
「いま何時代か知ってる?令和ぞ?」
とつぶやいてしまいます。
オンカジ関連サイト・ブログで、いくつかある記事の中の一つならまだ良しとしても、たまにnoteなどでマーチンだけ説明してから、
「マーチンゲール、ダメ、ゼッタイ」
「マーチンゲールやめますか、人間やめますか」
「マーチンゲールを駆逐してやる」
など全否定なトーンの記事も、まれによく見かけますな。
かように異口同音で得るものが少なく、およしになってねティーチャーという気分ではありますが、
「なぜこうした記事がはびこるのか」
「本当にマーチンゲールって悪なのか」
についてのお話であります。
「マーチンゲール法の説明してる記事は読むな、ってタイトルなのに、マーチンゲール法のこと書くの?」
とは大いなる矛盾。
しかしながら、
「人間とは矛盾する葦である」
との言葉もありますゆえ、あしからずご了承くだされ。
■なぜマーチンゲール法の記事が書かれ続けるのか
「SEO対策」
ネット時代ゆえの最大の理由がこれです。
「SEO」とは、
「検索エンジン最適化」
の英語での各単語の頭文字をとった略称。
その対策を行うと何らかの単語で検索した結果、グーグルを代表とする検索システムの仕組み(エンジン)が
「コノ記事ハ コノ単語ニ ツイテノ 情報ガ タクサン含マレテイマス」
「検索結果ノ上位ニ 表示シマス」
と判断して、上手く行けば検索結果の1位とかに表示されるわけです。
ロボットやコンピュータのセリフをカタカナで書くのは古いぞ。
◎マーチンゲール、お前がナンバーワンだ
ともかく、1位に表示されるとどうなるか。
「美女にモテる方法」
という単語で検索して、1位に表示される記事を書いたなら、その記事へのアクセス数はかなり見込まれるわけです。
多くの人は1〜5位までの記事を読むくらいでしょう。
「いンや、オラはどうしても別嬪さんを嫁っこにしたいズラ」
という日本男子の熱意あらば200位くらいまで目を通して当然、気張って上位表示せんでもよかろう、とお考えか。
上位に表示される記事というのは、他の記事よりも濃い情報が含まれていると考えられるわけですね。恋にまつわる記事だけに(座布団を取り上げなさい)。
実際、検索結果のずっと後ろに位置するのは薄い内容の記事や、なかにはプログラムで単語をデタラメに並べただけの記事も出てきます。
そしてアクセス数が多い、しかも上記の単語で調べる方の情熱は当方と同じく並々ならぬものがありますから、記事内で紹介される商品やサービスへの周知や購入というのも、非常に高いわけです。
オンラインカジノについて調べたらマーチンゲール法の記事が目に止まるのも、かくなる算段もあるわけです。
オンラインカジノで勝ちたい、稼ぎたい、何か良い手段はないか、と探している人が検索するなら、
「オンラインカジノ 稼ぐ」
「オンラインカジノ 勝ち方」
「オンラインカジノ 攻略」
といった単語の組み合わせで調べるでしょう。
また、「オンラインカジノ」まで入力したら、自動で関連する単語の組み合わせが表示されたりします。
サジェスト機能ってやつです。
で、頻繁に検索される単語の組み合わせもあり、「マーチンゲール法」というのも、その一つ。
その一つどころか、おそらく他の手法の名称と比べてもダントツに多いでしょう。
「オンラインカジノ 死門」
「オンラインカジノ 六式」
「オンラインカジノ 黒法」
なんて単語で調べる人は、まだまだおらんわけです。
これが何かの拍子でジャスティン・ビーバーやイーロン・マスクといった人がツイートなんぞしようものなら、
めちゃめちゃ検索される
→関連する単語として認識
→検索結果1位おめでとう
→アクセス爆発
→売上げ爆増
という狸算です。
◎みんな大好きマーチンゲール
さらには、マーチンゲール法そのものが分かりやすくて記事が書きやすい。
負けたら賭け金を倍にする、という説明に加えて、鼻とアゴがやたら尖った無頼な青年の顔のアップで、
「倍プッシュだ…!」
と場がざわざわ…する絵を載せれば理解も早い。
これがモンテカルロ法だ、31システムだとかの説明をすると、頭のう指数がそれなりに高くない人でないと、あーし、ベンキョーとか苦手でー、ワケわかんないしー、と敬遠されるでしょう。数学オタクに優しいギャルはおらんのか。
また、分かりやすいだけでなく、ギャンブルの旨みと怖さというのも伝えやすい。
長く連敗することはほとんど無いですよ、だから着実に稼げますよ〜、と笑顔でウェルカムのあとに、8連敗もしようなら大損ですぜダンナ、耳をそろえて払っていただきやしょうか、と迫られますよ、コワいですよ、と語る流れです。
さらには、古くから知られる手法で改良の余地がないとされるため、
「マーチンゲールの欠点を克服しました!」
みたいなタイトルであれば、またかと思いつつもまさかの期待感を持つ人もやってきたりします。
で、蓋を開けると、
「3連敗したら損切りしようね、ウフフ」
とか書いてあったりして、お前の血は何色だ。
■マーチンゲール法はどこで使うのか
まあね、わーわーゆうとりますが、やっぱりマーチンゲール法はアカンね、人間、地道に働くのが一番ですわ、と、そうした記事の大半のオチは決まってます。
上位表示狙いのために取り沙汰したくせに、
「マーチンゲールは悪魔の手法」
「マーチンゲールは地獄への入り口」
「マーチンゲールが一匹いたら百匹隠れてると思え」
と、きっぱり否定される、哀れで醜い、かわいい我らがマーチンゲール。
黙れ小僧、お前にマーチンゲールが救えるのか。
使いどころが分かっていれば重宝するのがマーチンゲール法であります。
ではどこで使うのかという話ですが、すでにかなり長文になってしまったので、続きは近日中に。
スキ、フォロー、拡散などが増えると、図に乗って勢いに乗って、サクッと書けそうです。